余談雑談 2020年12月19日

散歩と称する不要不急の外出。急に寒くなった東京だが、それでもランチなどで、ほぼ毎日外出する。

で、先立て外出先の街を歩いていたら「南インド料理」を謳う店を発見した。

一体、何が違うのか。食材か味付けか。一瞬、興味を惹かれた。ところが、別な店で食べた直後。流石にハシゴは出来ない。

確かに、日本でも郷土色の強い飲食店は数多いし、中華料理でも「四川」とか「広東」とか地方色が定着している。興味は続く。

まあ、インド・ネパール料理の看板は見かけるが、国自体が違う。となると、インドでも他に北とか西とかの場所別の店があるのか。

でもな、スパイス系は好物じゃないんだよね。一部が自分の胃に合わず、必ず胸やけを起こすから。それが、どのスパイスなのかが分からないので全体的に遠ざける。

それでも興味は湧く。まさか、その店を訪れるために、わざわざ出向くのも何だかなとブレーキがかかる。

まるで政府のキャンペーンと同じじゃないか。それに場所がインドなだけに、昔見た植民地にしていたイギリス映画的大冒険まで想像してしまう。

取り敢えず鎖国中でもあるし、ワールド・ワイドではなく、国内地方系料理からかな。

さて、ならば寒くなると妙に惹かれる行ったことのない東北系。昔から、「上野」には何件かそっち系の渋い飲み屋が点在する。

かつては東北からの集団就職での上京組は上野が終点だった。なので、早々には帰郷できない人間が郷愁とともに懐かしむ店が集中したのだろう。

となると、生まれも育ちも下町人間の自分は気安く行ってはいけないのかもしれぬ。

だが、旅行に簡単には行けぬ現状。それに間違いなく今年は、年末年始に帰りたくても帰れない人も多いだろうから、上野あたりでは東北各地方の方言に包まれるかな。

なんて言いながら、結局、沖縄の料理屋に行ったら笑えるよな。

メルマガ詳細