悪い癖が鎌首もたげて。暫くぶりに渋谷のレンタルビデオ店から割引クーポン発行の連絡がきた。
丁度、ここで扱う作品を見直したいと思っていたので待っていた。ところが同チェーンの地元店よりも割引率が低い。地元店では新作以外一枚110円。一方の渋谷店は定価の半額。
まあ、ショバ代が高いからな。それに地元店じゃ、自分が欲する映画など扱ってるわけねェし。
で、そもそもの渋谷の定価を調べようとネットでチェック。しかし意地悪で書いてない。まさか100円にはならんよねと思いながら、また、不要不急で一年半以上振りに渋谷へ。
再開発中ということで銀座線ホームが変更になったのは知っていたが、地上に出るには迷路状態。スクランブル交差点しか知らぬ自分なのに、あちこち普請中で迂回の連続で行きたい方に素直にいけないジレンマ発生。
何で、そこまでして再開発の必要があるのかとカチンと来た。それでも久々のスクランブル交差点を超えて入店。
レンタル・フロアに行って驚いた。何と「VHSビデオ」専門コーナーが設置してあった。一挙に20年ぐらいタイムスリップ。DVD化されていない作品が並ぶ。時間帯なのか若い客ばかりでビデオコーナーは独占状態。
当然、端から順番に眺めた。いやいや、これほど見たい作品があったか。あれやこれやがあれば、ここの順番の変更ができるぞとか、何だ、前に見つけてれば扱えたよなと消沈したり、嬉しさと悔しさが入り混じった。
きっと日本中のチェーン店からビデオだけを集めたのだろう。だとすると、他の基幹店へも集団移動する可能性もある。
否や、待てよ。景気悪化で実物レンタル商売も廃業の危機とも聞くぞ。特にビデオ・テープなど場所取るし。
こうなればと、借りたい作品を割引クーポン用紙の隙間に次々と書き留めた。スマホでないので、プリントアウトしないといけないから面倒だが、こういう時はすぐ書き込め、やはりアナログに限るとニンマリ。
で、予定変更でビデオだけ4本を借りることに。
帰るとすぐにビデオからDVDへダビングできるデッキを作動。コピーガードの有無で不可がある。
出来るものから始めて、鑑賞後には原稿を起こすの繰り返し。何のことはない、二日で全作鑑賞と原稿まで仕上げた。
クーポン有効期限は一週間。なので翌日は、返却と別作品の借り出しに、また渋谷へ。
順番の組み換えと掲載写真有無も確認済みだ。ピストン輸送の愉悦再開。
で、5本借りて帰宅すると、何と既に録画済みの映画が2本もあって消沈。どこか猪突猛進というか前のめり体質だよな。
3本だけだったので、翌日にはまた渋谷。半額でも、1本250円もするが、何故か嬉しさが勝る電車内。
でも、ふと気付いた。本来、通常順番用が滞ってのレンタル。いけねェ、土曜は待ってくれないぞ。