再度の緊急事態宣言発出か。しかも直近で。さもなくば、宣言とはいかなくとも、酒類提供禁止だけ、とか。
ハシゴ酒をする店で、従業員から合言葉の如く聞かされる言葉だ。彼らもそれを前提で、日々営業中。
確かに、いざというときは確実に躊躇なく禁酒令を出すとお偉いさんが言ってた。でも、オリンピックは、いざというときにも、せめて無観客程度で躊躇わず中止にはしないんだよな。
まあ、スポーツに興味がないので意地でも見ないと心に決めているから問題はないのだけど。
で、もし再発出となればランチだって、酒類未提供に戻る店もある。となれば、そこに集中的に行っておくか、ということになる。
その中の一軒。先週、二ヶ月振りに再訪した。妙に懐かしさを感じたのだが、それはカツカレーに乗っていたグリンピースを見つけたとき。
昔の洋食屋とか「キッチン」と呼称していた店では かつ丼、カレーライス、オムライスなどに数粒乗っていた。
で、ふと思う。今でも、他にグリンピースを乗せている店って どれ位あるのか。少なくとも自分は思い出せない。
なんとなく、洗いこんだ白いコック姿の親父さんのいる店てな印象があるが、店自体がなくなったのか、経費倒れで止めたのか。
何とも懐かしい。それと別にその店で面白メニューを発見した。「ハムエッグ」だ。
通常のイメージは、フライパンにハムの乗せ、その上に卵を割り入れるという調理法。ところが、そこは違う。
卵二個の普通の目玉焼き。別に、二枚のハムを切って、焼き添えてあるスタイル。
最初に見たときは驚いた。手抜きなのかと。ところが、よくよく考えると合理的じゃないか。
下敷きになっている大きなハムを食べようとすると、半熟の黄身を壊してしまう。見た目にも美しくないし、何だか黄身がもったいない気もする。
子供時代なら卵も高く皿を舐めたが、流石に今は恥かしい行為だな。
確かに、そのスタイルなら黄身を壊さずにハムだけ食せるよな。ある意味、目から鱗というか、まだまだ気付かずに知らないことが多いな、とも思った。
また、その近くにある別なとんかつ屋。そこはフライ二種に卵系が付く日替わりランチメニューがある。自分は食べないのだが、ある日「メンチ」「からあげ」の他に「ハムエッグ」の文字が。
カウンターでビールを飲みつつ、見ていると、目玉焼きの上に刻んだハムをパラパラと乗せた。成程、これもハムエッグだな。ランチ価格が730円ならしょうがない。
でも、そちらの店も再発出なら酒は売らなくなるんだよな。梅雨の湿気にしろ、束の間の晴天にしろ、やはりビールは欲しい。
まあ、いざとなったら素知らぬ顔でビールを飲ませてくれる3軒を上手くローテンション化するだけ。
反骨精神じゃないが、他人の言うことは聞かない性分。間違っても酒で流せる性格じゃない。でもな、昼酒なら酔っ払うほど飲まないから、財布にも体にも良い。
ならば、飲むこと自体辞めろとか人並みに我慢しろという人とは、お近付きになりたくないな。そんなんで人生楽しいのかよ。