新年度開始。4月1日に嘘をつくこともなく過ごして、さて、どんな年度になるのだろうかと。
まあ、元旦にも今年はどうかねと同じことを思ったが今回は少々違う。やっと骨折関係が完治したからだ。
桜が満開ながら寒の戻りだった朝、通常診療開始前に病院の整形外科へ行った。調子はどうと尋く女医さんにそろそろじゃないでしょうかと。術痕を見て、強いていえば5ミリの穴。どうしましょうかね、と言ってきた
おいおい、それを決めるのは先生、貴方でしょうよと思ったが、もう飽きたと返事。ですよね、じゃ、卒業ということで。でも、気を付けてくださいね、通常の人とは違って治りにくいんですから。はっきり言って貴方のような患者は初めてですし、とも。
今度はPC画面を見て、2020年の5月からですもんね。そうか、もうほぼ丸2年ってことか。前の肩の骨折も5年近くかかったし。兎に角、気を付けてくださいね、治るのに他人の何倍もかかるんだからと念押しだ。
でも先生、これで記憶に残る患者になったでしょと笑って言ってみた。苦笑しながら、確かに、だと。何かあったら私はまだ1年はここにいることはいるけど、もう会わないに越したことはないわね。ふと、寂しさが走った。
思わず、完治祝いで一献どうですと誘ってみたくなったが、失礼千万だし、そもそも成人病の数値を知ってるから激怒されるだろう。
年度末で桜が満開。そして卒業。お別れにはもってこいの時期で学生時代にでも戻った心境だった。
一方で新年度でもあるし、またぞろ感染者下げ止まりから増加に転じるかもであるが、完治祝いで今度こそ沖縄に行くことにした。今まで罹患しなかったし、これからもするつもりはない。
まあ、30年以上も風邪をひいたことがないし20年以上は規則正しい生活。しかも生活に関しては、何故か早寝早起きに加速度が付いてる始末。
その上、何よりも人が苦手で人波が多いところで逗留しないし電車やバスにも乗らず、外出も最小限。ランチビールだって他に客がいない店ばかり。取り敢えず、これぐらいはスラスラと言い訳が浮かぶ。
で、一番の問題は旅費であった。確かに以前よりは安くはない。そこでまた言い訳だ。3年も行ってないから2回分の旅費はしょうがないと。ところが幸いなことに、そこまで高くはなかった。
結局、何をしに沖縄にいくのだろう。公私にメリハリを付けたりストレス解消が必要なことなど何ひとつしてない。だから風邪もひかぬのか。
理由などいらぬか。ふらっと飲みに行くだけだな。銀座の高級クラブで一回飲むよりは安いし、早朝から食堂飲みの方がよほど精神衛生上は良いと思い込めるし。
ちょっと遠いけど。