3年振りの沖縄滞在中である。それにしても一筋縄ではいかないのも常態になったが。
先ず、訪問前に台風1号が発生して行き先に注目したら進路予定上に沖縄。まあ、これは数日で進路がそれた。
次が問題。今回の目的は三度のキャンセルの後、大好きな離島に一泊で訪問すること。その島では数年前に宿替えをした。
何とはなく、程よい距離感を覚えたから。ところが人手不足で夕食を付けられないが大丈夫かと電話口で言われた。近くに、まあまあの店もあるしなと、問題なしと返答。これで予約はOK。
後はフェリーで行くか高速艇かで悩む。オンシーズンになるかどうかの時期だし、予約なしでも大丈夫だろうと思ったが、念のために往復をネット予約。確定番号が送られてきて、全部完了。
さてというか、当然か、そこで問題発生でやがんの。出発の四日前に宿から緊急連絡。スタッフに濃厚接触者が出たので、自主的に営業休止にしますだと。頭の中で巨大ビルが崩壊する音が響いた。
別な宿とも考えたが、ちょいと待てよ。沖縄は感染者増加傾向に転じてるし、島には入院施設などない。仕事でもないのに悠々と東京モンが訪問して良いのか。脳内は瓦礫に埋まったまま思考停止。結局、離島はあきらめて船もキャンセル。
そこで、すねてくじけた。新規開拓で別な離島へでもと考えたが、結局は同じだろうし気が引ける。
で、今回は全くのノープランで那覇滞在で行こうと路線変更。気が向けば、バスでどこかへ行くか。しかし、沖縄本島はほぼ全域を網羅し再訪したい場所はバスでは行けぬ。
行けそうなのは中部地区にある未訪問の定食屋のみで、一応、バス路線を検索。即座にため息だ。800円程度の飯のために片道1500円のバス代が必要。当然、その近所に観光名所などない。
やはりノープランで那覇のみに滞在し、朝から定食屋でビールを飲み、ランチ、午睡、夜は数軒ハシゴをベースに。後は、野となれ山となれで行きましょう。
出発前日には何と週間予報で那覇から雨マークが完全消滅した。最高気温も28℃程度じゃないか。恨めしや離島旅、と心が淀んだが全部が良いとなると飛行機でも落ちるんじゃないかと不安になる。しかも、今回は航空会社を変えたし。
当日、始発で羽田空港に向い遅延もなく完全定時9時半前には着陸態勢に。窓越しに晴天下の那覇の街並みが近付いてきたら涙が出そうになった。心の中で「ただいま」と呟いた。
着陸後はいつもの空港内の奥にある職員も利用する食堂で祝来島ビールだと心が躍った。ところがどうだ、何と開店してない。出口ゲート真横の沖縄そば屋もだ。絶句したが、これがコロナ禍の影響か。
どうやら開店は10時になった模様。開店まで待つほどの店ではないので、先ずは路線バスで宿まで行き、荷物を置いて散策に決めた。
見知らぬ大きな建造物が出来て、益々沖縄らしさがなくなり、そこいらの程々の都市てな印象に変貌中。飲食店は妙に焼肉屋が増加してる。
まあ、今回は大して書くこともないが、一応、来週まで引っ張ろうっと。
