余談雑談 2022年11月26日

久々に大学サークルの飲み会参加。

当時、通っていた大学には映画サークルと名が付くものが8団体あった。その中でも、真剣に映画製作や舞台関係に進みたい人間には絶対にここと呼ばれた、ある意味での「セミプロ集団」。なので何かしらの映画賞などに応募すると確実に入賞する集団でもあった。

確かに卒業後も地方TV局や映画製作会社、売れない役者に進んだ者と多岐に渡る。業界では有名になったのもいれば、自分のように社会に出てから一線を引いた奴も多い。

鬼籍に入った人間もチラホラ出てきての会合だ。どこかで誰もが「そろそろカウントダウン」とでも思っているんだろうか。

数年振りから何十年振りまで計6名が集合。見た目は激変し、お前誰だっけ的な奴もいた。だが不思議だ。何かの拍子に、ふと昔の顔がダブるから驚く。

で、今回の招集理由は何故にと尋いた奴がいた。すると二浪入学なので実年齢は上という仙台の奴が、俺が久々に東京に来るから集合をかけたと。続けて笑いながら、旅行支援で格安だからよ、と来たもんだ。

成程、自分だってこの前の沖縄はそれが適用だった。ただし、途中棄権して戻ってきたが。結構、実用的に使ってる奴も多しか。

他には某電力会社の奴がいて、かの大震災時、東京にいたが後に電話センターに配属された。つまりはクレーム担当。大変だったろうなと言ったら、まあクビにならずに良かったよと。

そいつの顔を見て、別な奴を思い出した。同じ電力会社勤務で某国立大学卒業の顔見知り。しかも、元々原発推進担当で海外赴任までした出世コース。震災後しばらくして飲み屋で会ったが、悪びれた様子は全くなく顔付きも何かヘンですか的表情を当たり前に浮かべられて、逆に驚いた。やはり偉い人は感覚も感性も違うんだと痛感した。

それを同期生に話したら、そりゃ大会社だ、色々いるさ。それに、その手とは一生会うこともないだろうけどなと力なく笑った。

それでも関連会社で、まだ働いていると。頑張る奴は頑張るってことか。仙台からの旅行の奴も医療機関で働いている。どうやら完全無職なのは自分だけだった。日本人としては疎外感を覚えるべきなのだろうか。酔いが回る前に飲み直すという奴らと別れて帰宅。

数日後、たまには良いことも起きるじゃんと嬉しくなったメールが来た。仙台からの同学年なのに年上の奴からの号令じゃないが、旅行支援の賜物。途中棄権した沖縄旅の旅行会社から旅割で2万円強が返金されます、との内容。おい、向こうで貰った地域振興券2万円とは別かよ。

となるとトータル1万円程度で7泊8日の旅。定価に近い料金で買った帰京用片道切符に北海道と同じかよと落ち込んだが、もしかして強運なのでしょうかと先祖か神様に手を合わせたくなった。

ならば、次の旅は素敵な女性同伴でリベンジてな邪な考え浮かぶが、そこで失敗続きの人生だったかもと少し反省。

でも、でもですよ。何度も書いてるけど、師でもないから走らないではなく、そもそも走る必要もない人生。

来週は12月なのに、やっぱりケ・セラ・セラか。

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