地元にある書店系の大手DVDレンタル・チェーン店。遂に閉店である。
陳列されているレンタル商品すべてがそのまま販売対象で、閉店日に向け徐々に価格が下がっていき最終日は100円になる。
先立ても書いたが、メルマガで後に扱うので絶対必要な映画などは事前にネットで価格検索。タイトル毎に最安値をメモに書きだしてみたが、送料込500円から1000円前後と映画により当然バラバラである。中でも90年代以降の有名作などは待っていればBSで無料再放送するかもなと考え、ならば数百円でも無理せずにとか。
で、メモ書き持参で日数ごとに値下がりするレンタル商品をチェックしに行くことにした。スマホじゃないから店内でネットとの比較検索不可なのは残念だが、自分の所為だしな。
ところが、やはり場所柄。少し変わったフランス映画など取り扱いがあるはずもなく、結局ネットで高額で買うしかないとか、高画質で見直したいと思う映画も多くあり困惑しつつ2フロアに渡る棚をチェック。
初日の印象は、それなりに欲しいもの多数。でも一度は我慢して待ってみようと帰宅。自室に戻れば戻るで置き場所問題もあり、店内在庫を思い出しつつ再チェック。一応、画質悪いがストックあり多数で衝動買いしなくて良かったと自分を褒める。
で、次に考えたのが追加吹替収録盤とか、鮮明画質で再見したいかもな的作品の置き場所を考慮しつつの本数。コレクターは収集しておけば、いつか見るだろ的言い訳が大好きで、既にその手のTV録画した映画が凄い数。冷静に考えれば、この発行を辞めない限り、人生の残り時間内では不可能だろうと考えるのが普通なのだが。
で、次に顔を出したのが500円初日。開店早々に行ったが、何本も手に持っている人、2つのカゴに片っ端から入れて既に50本以上のツワモノもいた。もしかして、これから極小レンタル屋を開業するのか、転売ヤーか。周囲にその手が数名いるとバーゲン会場でもなかろうが、焦燥心を刺激されることも。昔なら自分もそちら側。ネットオークションで終了間際に少額づつ課金して競うのが好きという博打好き同様。
自分も心揺さぶられたが、そこは今やそんな奴らとは一線を画す大人と思い込ます。もし、それで買ったら、別な何かを犠牲にしないといけないしな。ランチビール三週間分とか、それなり美人のいる店への出入りは半年に一回とか。
それでも、初見入店し定食も口に合わず、夜は夜で愛想笑いで高い銭取られるならハズレ映画でも商品自体は残るよなと、どうでも良い言い訳のせめぎ合い。コレクター魂か、少しの欲望優先か。まァ、自己責任で失敗の連続ですがね。
それに別な新規の楽しみも増えた。映画1本12ドルの店をイギリスで見つけたので、試しに1本買ったのが届いた。恐らく海賊版だろうが、日本のプレーヤーで再生できて画像は綺麗たし、ケースでなく紙封筒で場所取らずだぜ。ならば、そちらに肩入れか。
更に何故かこのところネット・オークションで自分すら知らなかった映画のポスターの出展多し。チェックするとイギリスの怪しげDVD屋とポスター双方が安値でヒット。未見だしハズレの可能性も高い。
でも、見た目重視の派手なポスターに目が奪われるのは、ビールランチやバーよりも前の経験で、それこそ本メルマガ着想原点でもある、銭湯の脱衣所や街角の名画座看板まで遡るしな。
そんなDVDと資料を買っても一作品につき2000円少しだし、その映画の本メルマガ内での差込先探しという愉悦も続くぞ。見知らぬ食べ物屋や愛想笑いにすがるよりも例えハズレても本来の趣味かもしれぬ。
でも、12ドルだってこの円安じゃな。暗算苦手で1ドル100円換算のまま。更に円安は加速しそうだし。いつからこんなになったんだよ、自分も世の中も。