これも普通なのか、それともやはり変わっているのか、自分。
医療行為についてなのだが、体にでた発疹というかアトピー的な吹き出物。これが実に厄介で、昨年末に行った街角クリニックでは血液検査の結果、「原因不明」と診断され見放された。
どうにも悪化の傾向を感じたので一ヶ月ほど前に、地元の包括的医療を目指すと謳う、骨折や成人病で世話になっているところに救援を求めた。
そこでは若い女性医師が担当となり、確かに酷いと強めの塗り薬を処方され二週間の様子見。街角クリニックのドクとは親子ほどの年齢差があるが、こちらの方が信頼できると感じたことまではここで書いた。
二週間分の強めの塗り薬と飲み薬を処方され経過をみたが、一進一退てな一応の改善。女医さんは一応の改善が見られるからと弱めの薬に変更してくれた。でも、困惑は続くてな状況。
そんな医療機関とは別にマッサージを受ける柔道整体系にも行っている。今までの経緯を放すと「大変ですね」との返答。ツボのマッサージや整体は施術行為で医療行為は専門外。でも、勉強はしているようで時々難しいことを言い出す。
今回は「対処療法」と「根本療法」。どうやら西洋医学は対処療法がメインとか。痛みや症状を緩和する療法。
それとは別な発想が根本療法で、痛みの原因を探り、痛い場所や症状が顕著な場所に集中的にではなく諸悪の根源を探し治療するものらしい。
その方曰く、あなたの場合は性格的なモノかなと的確な診断。400mlの献血でもすれば改善しそうだけど、成人病の薬飲んでるから無理だね。たったそれだけと疑問を投げかけると、人間はそれなりの出血をすれば血を作るのが最優先になるから、だと。本当は血が新たに生まれ変わるが好ましいけど、出血しないと作る速度は遅いでしょうと真顔で言い、女性と違ってアンタは月のものがないでしょ。セクハラと思ったけど、当たっている気もする。
やはり問題は性格の改善か。民間療法的な見地からだと酸性の温泉に浸かるのが良いかも。温泉療法ともいうしね、後は海水も効果ありともいうね。だけど一ヶ月以上の長逗留が前提ね。何せ民間療法だから。心が動いたのは当然だが、流石に長すぎだ。一体、幾らかかるんだよ。
それがストレスになったのか、はたまた一度弱めの塗り薬に変更したのが失敗か、また痒さが増してきた。
で、翌週に行くと女医さん絶句。要は悪化していると。こちらも絶句。しばし黙って出た言葉。「闇雲に治療してもいけないから、大学病院に行って皮膚を採取してもらい徹底検査が良いでしょう。紹介状を書きます」と来たもんだ。
瞬間、防衛本能が働いたのか医学には長けているが日本語を知らないのかよドク、と思い浮かんだ。こちとら以前は物書きの端くれだったから、言葉の使用と印象には敏感だぜ。
『闇雲』ってなんだよ、テキトーな治療だったってことかよ。で、大学病院の具体名の中に、最初の骨折で救急搬送された病院の名がでた。懐かしさも相まって、そこにすると即答。まさか二度と行かないと思っていた場所。こんなことで縁が復活か。でもさ、考えたらそれって治療放棄じゃね。
三度目の転院。医学の限界なのか、普通の人はこうなる前に治療が完了するんでしょうかと疑問。まあ、普通じゃないことを自負する自分。どの道、三度目の正直となるか。
それとも沖縄か温泉逗留かな。