余談雑談 2024年10月19日

どうでもいいことだが、調整。

2005年6月からここを続けている。現在の発行日決定まで曜日や時間を逡巡したり、番外編を考えたりと楽しみながら発行してきた。

結果、日本時間の土曜日朝の発行に決めたのは、当時洋邦問わず封切館の公開が土曜日だったから。それが今や金曜日公開になったし、朝から並ばずとも事前に座席の予約まで可能な時代。しかも昔と違いグリーン車じゃないが座席指定の割増料金もない。すなわち、立見がない。

子供時代から封切館、二番館、そして名画座と料金の差が大きかったから、安い小屋まで落ちてくるのを待ったり。しかもフィルムという現在のデータと違い、劣化が激しく上映中に切れたり燃えたりした。

フィルムが詰まって炎上しても火災までにはならないし、客も口笛を吹いて茶化したり、オイオイと声を出したりと、間違いなく大らかな時代だった。

そもそも名画座が若干残っていてもフィルムによる上映は現存しているのだろうか。地元には一大有名映画興行街があったが、最後のフィルム上映の映画館が閉館するときは大学時代の映画仲間でプロの撮影者になった奴も駆け付け、ファンらが拍手で名残惜しんだと新聞にも載った。

そういった諸々の映画の衰退を肌で感じていた。簡単に観られる娯楽が、ワザワザ感のイヴェントになっていたのも一因。それこそ下駄履き、古ければサンダル履きで容易に行ける映画館があった。それへの惜別と無念さを滲ませての発刊。

それが自分でも驚くほど続いていて、まだ新たに見い出した映画をどこかに差し込もうと画策している。当初よりもかなりの本数が増えた。

それにより当初は好きな作品だけ紹介とも考えていたが、お気に召さぬ作品も併せての進行にしようと路線変更もしてきた。そのために新たにポスターやパンフレットを購入したり、幻と思っていて再見不可とあきらめていた映画がDVDで発売されたり、海外で数十本も発見したときは狂喜乱舞した。

ただ、それにより別な弊害もあった。子供時代に観ただけの映画を喜び勇んで再見し、思い込みや間違った印象を持っていたことを再確認させられもした。既に紹介発行済みだと嘘を書いていたことにもなるが、敢えて知らぬ顔をしてきた。

読者であった知人友人も何人か鬼籍に入り、登録読者数は減少の一方。少し前にはこのメルマガ自体を迷惑メールに放り込むプロバイダーも登場し、知人から直接、発行を止めたのかと尋かれたこともあった。

確かにその頃に一挙に読者数が減った。自分でも登録してたメルマガが幾つか同じ状況になっており、わざわざ「迷惑メール」ボックスを見に行き、元に戻しての購読が今でも続いている。こればかりは個人では対処のしようがないらしいのだが。

更に持つべきものは友で、暫く前から友人の厚情でホームぺージが開設された。毎週、発行直後にアップしてくれるので感謝しきりである。

その友人に作業過程で言われたこと。途中で発行番号が間違ってダブっている、と。

通し番号なんぞ、誰も気にも留めていないだろうし、自分自身も気付かずに通していた。でも知ったからには、いつか修正をしようとは考えていた。

なので一応キリが良いので今回修正。要は前回の999回が1000回目であった。それにしては地味な作品なのも偶然の運命で、ある意味、持ってない自分である。

まあ番外編もあるし、それはナンバーに入れてないし、大勢に影響はないだろうという態で再出発させてもらいます。

まだまだ紹介したい作品も多くあるので、無理をしない程度で発行していきたいと。

今後とも御贔屓のほど、よろしくお願いします。

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