慣れなきゃいけないもの。
この暑さを筆頭に「気候変動」。いつまでも暑く、今年の秋は極端に少なくていきなり冬になると気象予報士が言っている。もはや予言ではなく確定事象だろう。
その他にも諸々と。特に気になるのが「体臭」。自分自身のものもそうだが、加齢による異臭として何とも鼻に付くようになった。
何故だろうか。去年までは大して気にならなかったが、まさか寄る年波で過敏になることなどなかろうし。
特に、この体臭に関しては一向に減らない海外系の観光客が気になる。
あくまで自分の嗅覚の問題だろうが欧米とアジア系では発している臭気もまた違うし、特に肉食系の遺伝子が色濃く残る人たちはかなり強烈。
そういった人たちでも種々いるし、一概には括れないだろうが、ふくよかな体型とやせ型でも違うと感じるし、ジャンク系しか食べてないのだろうなという強烈なのもいる。その手は完全にふくよかを通り越している。
特定の人にはフェロモン臭かもしれないし、それで引き寄せることで存在証明というか、類は友を呼ぶのかもしれない。
ただ、自分はその魅力系には入らない。つまり相手側からすれば排他対象かもしれぬ。何故なら、こちらからも願い下げだから。
とはいえ暑くても仕方なく日中に買い物やランチに出向かなければならないこともあり、どうしても人の多い場所を通過する。一応、自身の加齢臭等も考慮し、なるべく汗をかかない程度の移動をと意識はしている。
だが外に出るといきなり多くの人が暑そうに歩いているし、ほとんどの外人を含め誰もがシャツに汗を滲ませながら歩いている。
それを見ただけで身構える。過酷な観光の環境だから当然だろうし、汗をかかないと熱がこもって更なる体調不良を誘発するとも聞く。
それでも見た目で想像するにお国柄もあろうかと感じる。亜熱帯のアジア系はさほどでもなさそうだが、背の高い北欧系は暑さプラス強烈なる湿気で疲労気味にも見える。
そんなことを考えつつ歩いていると鼻が歪みそうになることもある。無意識下で突然の嗅覚発動だ。
いわゆる不意打ちというもの。生理的に無理と瞬時に感じる。
中には意識して香水の類を付けている人もいるが、逆に強すぎる人は複雑に入り混じって『ごまかし』という違和しかない。
これは何故か体臭はさほどでもなさそうなのに、顔の半分が隠れる特大サングラスとブランドのロゴマークが入ったバッグを持っている近隣国系に多い気もする。
恐らく、昨今付け始めて頃合いを知らないのかもしれぬ。まあ、これはバブル前後の我が国の自称イケてるアーヴァン・ギャルにも通じるが。
でも、それこそ昔のエアコンなどない時代に海外に行ったらどう感じたのかな。
いや、待てよ。40年以上も前だがイタリアに6週間の夏休みと称して滞在したことがあるが、日本よりエアコン普及率は断然劣っていた。
その時に異臭は感じなかったぞ。恐らく好きな国に好きなだけ滞在できるという好奇心と悦楽が優先されてたから、感付かなかったのかな。
好きこそ、何たらというやつかも。ということは、本当に諸々と人間嫌いになったのかね。
一方で外人観光客は皆にこやかだ。きっと日本が好きなんだろうな。
それに比べて自分は文句ばかり。まあポジティヴに考えれば、この暑さの所為で涼しくなれば完治してくれるかね。