余談雑談 2025年9月27日

なるほどね。

「暑さ寒さも彼岸まで」か。

かといって秋めいたというものの朝晩のみで日中との寒暖差はまだまだキツイと感じる。

まあ、それにしても今年は暑かった。6月時点で酷暑を確信し、ならば間違いなく10月一杯は歴史的暑さだろうと勝手に予測。となれば避暑だよねという逃避思考。

で、現在沖縄滞在中である。

ここ数年、毎回来沖しても特段予定は入れず。それでも今回は小学校時代の友人が沖縄市で開業医をしており、一献傾けようとコザまで飲みに出向くのが一番の目的だったりする。彼と会うのは数年振りだし。

だが、それ以外は完全ノープラン。暑さの所為で散歩もサボって来たから、少し歩いただけで足腰が痛くなってくる。

これで沖縄に行けばどうなることやらと不安も過っていた。移動はバスか徒歩が基本だし。

それでも折角一週間も行くし、少しは無理しても何らかはしたいとも。

そんなことも漠然と考え、沖縄に関する番組を探していたら、沖縄ローカル局発で興味を惹かれた場所が出て来た。

今年は戦後80年の節目でもあり糸満市の「平和祈念館」内の資料館紹介という内容。

場所的には那覇から12キロほど南下した地域で、日本軍による組織的な戦闘が終焉した場所。戦時下の悲劇として有名な『ひめゆりの塔』が近くにあるし、そちらは映画化もされて有名なスポットでもある。

その資料館には、それ以上に悲惨な内容を紹介していて江戸時代末期から『琉球』がどのような歴史をたどり、翻弄され続けてきたかをかなりショッキングに展示していた。

そこに行ってみようと考えた。交通手段はバスを乗り継いで。

ところが沖縄のバスは何とも不便な側面がある。

例を挙げるとバス専用カードがあるが、こちらで作った交通系カードとは互換性がなく沖縄内だけで通用するもの。

電子マネー系は不可で通常は現金払い。しかも、釣銭は出ないので車内で両替をして、降車地での運賃をピタリと入れなければならないのだ。中には旧千円札か二千円札しか使用不可てな車両もある。

となれば想像は付くでしょうかね。昨今はトランクを引き摺った海外組や何も考えずにスマホばかり見ていて降車時に意味が分からずポカンとする日本の若者などがそれなりにいる。

本当にいたので驚いたが運転手の説明が理解できなかったのか、それでもスマホをカードリーダーにかざす少女を見た。きっと他の思考は受け入れられないのか、何ら理解すらできないのだろう。

かといって無賃乗車はさせられないので、残りの下車客も辛抱強く待っていた。で、何とか下車したい客が降りてから、やっと炎天下で待っていた人が乗車できる。

自分も当初はかなり戸惑ったので、あちらでしか使用できないカードを購入したのだ。そうしたら現地の友人に、沖縄県民みたいだと笑われた。

確かに、未だにそのシステムでしか運行していないバス。小銭無用の時代とも言われるし、それこそスマホ決済で事足りる場所も多くなった。

確かに便利が良いねとも思うが、以前はどこもこれに近いシステムだった。重かったが、それを想定して小銭を計算して持っていた気もする。

まあ、今回はバスのみを乗り継いで向うコースを選んでみたが、カード払いなのでラクではある。

これがまた興味深い経験となったのだが、長くなったから来週ってことで。

メルマガ詳細