余談雑談 2025年10月4日

今回の沖縄訪問。

コザに30年以上も前に移住しクリニックを開業した友人。彼に会いに行くのをメインとした。

ただし米軍基地が大半を占め、さほど有名観光地でもないからシャッター通りが現状。だから平日を避け金曜の夜に来いと言われた。

那覇から路線バス一本で行けるし便利。待ち合わせをしてコザの町へ繰り出したが、何故かアメリカ系は皆無。トラブルでもあって外出自粛でもしてるか。

彼も不思議だと言いながらタコス屋へ連れていかれた。「なんちゃってタコス」以外は未経験。店は静かで奥に米軍関係者がチラホラ。店員も日本人はおらず、確かに異国情緒でしかない。

間違いなくジャンクフードと確信し、人生初の小瓶ビールのラッパ飲みを経験し店を移動。

次に行ったのは現地で有名な「沖縄おでん屋」。年配女性二名が営む久々にちゃんとした昔風の味で実に美味しかった。

カウンターが満席で気付かなかったらしいが、隣の客が帰り場が空いたら友人が突如声を上げた。

しばらく振りに恩人と再会したらしい。今や現地では大変な名士であり、彼が開業当時にとても世話になったとか。

その方が近くのスナックに行くというのでこちらも同行。

どちらかというとヴェテランのお姉さんたちが接客してくれるのだが、那覇と違いローカル色がたまらなく楽しくて心和んだ。

彼の移住当初から様々な話をするうちに映画の話になった。

現在公開中で自分も興味があった「宝島」(2025)である。

メインは1970年に起きた「コザ暴動」。まさにそれが起きた場所で呑んでいた。友人の恩人は実際の経験者と語り、店の女性らや友人も実際には知らないが話は詳しく聞いていると。

自分における東京大空襲の話てな伝聞話として興味深く聞いた。しかも友人も恩人も映画鑑賞済で内容についてネタバレしないように話してくれた。

映画好きとしては間違いなく呼ばれた気がした。

他には糸満の歴史資料館に行く予定のみ。沖縄が舞台になった映画を現地で観なければと感じた。

過去に一度だけ天候悪化で時間が空いた時に「シンゴジラ」(2016)を観た経験がある。米軍関係者も鑑賞していて、東京とは違う印象を受けた。

「宝島」の詳細は知らなかったが、予備知識なしで鑑賞しようと思った。

ただ事前情報で仕入れたのは3時間にも及ぶ大作ということ。

確かに力作で大作であり、戦後の沖縄がどのような歴史を辿ってきたが描かれて興味深い出来栄えであった。

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