今回の都々逸。
「惚れて通った昔が恋し 今じゃあきれて帰る道」
女性のいる飲み屋通いの男でしょうかね。こちらの気持ちを手玉にとっての、ある種の『色恋営業』にまんまと引っ掛かったのか。
それとも、若干の良い思いはしたのか。どの道、昔から金の掛かる飲み方。
単なる酒好きなら酒屋でワンカップでも買って外で呑むとか、大衆酒場に行けば安く済むはず。
そこに『下心』というつまみを欲するから高く付くことになる。
それでも、己で気付いて方向修正ができれば、大人になったってことか。否や、出来ないから困るんだという御仁もそれなりにいるようだ。
そうなると「病気」と呼ばれることになる。ギャンブルから抜けられないのと同じか。
尤も、そもそも強い意識を持てないから酒に走るのかもしれない。
酒を飲むのか、飲まれるのか。嫌なことを水に流すのか、人生に流されるのか。
どの道、毒にも薬にもなる。ただし、飲める人には、のことわりが付くが。
そもそも飲めない体質の人には命に係わる。
となると色恋はどういう位置付けなのか。醒めて初めて気が付くのか。すごく無駄だったと。
まあ、飲める人は分かるかもしれぬ。酔いもいずれは醒めるさ、と。


