やっぱり焦ってるのかね。
先ずは使用中のPC。相変わらず、ルーターの所為か本体の限界か分らぬが、本当に『瞬殺』で未接続になる。機嫌が良さそうと思っても数十分ももたない。
ストレスが溜まる一方だ。変化が嫌いで頑固に昔が良いと思っているし、その価値観を実行している自分。
となれば、時代の趨勢から「置いてけ堀」を喰らい、「疎外」対象者になるのも致し方ない。昭和時代に長く生きてきて、自分の周囲にも同じような価値観の人間が残っているのかは謎だが。
割と早期に携帯電話には手を出したが、PCはそれ以降で今世紀に入ってから。
かといって放棄するにはリスクしかない。それでどんどん簡単便利で小型軽量化に変化しているが、そこはノートPCまで。それ以降の目まぐるしい速さになった変化はほぼ受け入れてない。
先立てはこんなことも。毎週末に顔を出す小学校の同級生が営む町中華でのこと。
そこで夏頃、話題に上った小学校のクラス会。「博士君」というあだ名の、東京では一番の最高学府出身でそのまま教授にまでなった奴がいる。中華屋の女将がそいつと街で出くわしたときに話題に出て、じゃ、俺が幹事をすると言ったそうだ。
しかし、どれ程待っても連絡が来ない。結局、元教授めボケやがったなと思っていた。それを思い出し中華屋で話題に上げた。
「あら、あったわよ」だと。晴天の霹靂だ。そういえば、明治から五代続く刃物屋を営む同級生と道で会った時も、その話で不思議そうな顔をされたっけ。
女将に尋くと小学校のライングループのみで完結していたと。
年とっても便利優先で、他は考えずか。確かにPCだって女子勢からしたら持ってないのもいるやもしれぬ。
だけどね、スマホだって持ってないのが自分のようにいるのだよ。
余生だからか、二度手間になるからか。元教授様よ、今はリタイアした身だろ。少しは頭を柔軟なままに、二種類ぐらいの連絡法をとれよ。
ま、これも頑なな自分勝手の発想だが。でもな、時代の波で流れをを選択できない奴は面倒とばかりに切り捨てられる。
何のことない、高齢者だって身勝手だな。だってその情報をくれた土日のみ営業の町中華の女将。
彼女曰く、「もう年齢的に皆が会社やら社会からリタイアしたのに、なんで開催は土日にこだわるのよね、あたしゃ行けないじゃん」と。
確かに、来年3月一杯までにスマホ移行だし。少しは焦れよとばかり、携帯会社から「やんやの催促」の攻勢が激化中。
そしたらどうだ。先立ての雨の夜、深酒をして帰宅中に焦りからか、前のめりに倒れ胸と顔面を強打。流血騒ぎになった。
場所は家の眼前で、後数分で気が緩んだか。翌朝、胸は痛いし、まるでコメデイ映画の喧嘩で負けたチンピラ顔のように眼の周りがアザ。
整形外科の町医者に行きレントゲンを撮ったが、まあ怪しいかなと、という結論で胸バンドと冷却貼り薬を処方され、一ヶ月程度経ってまだ痛ければ来てね、だと。
折れてるの、ヒビなの。
それとも無傷なのか。また周囲から、流石趣味は骨折だもんなと揶揄されかねない。
結局、そんな程度の人生。
ま、少なくとも年の暮れだし、やっぱ焦ってたのかね。
年内最後の発行です。
新年はルーティン通り、1月3日に発行予定です。
読者の皆様、本年も一年ご愛読有難うございました。どうぞ、心穏やかな年末年始をお迎え下さいまし。


