余談雑談 2021年11月6日

夜が戻って一ヶ月経過。ところが、そろそろ問題も発生してきた。

先月までは様子見で宣言下と同じ営業時間だった店舗が、昔の時間に戻し始めたのだ。居酒屋は15時開店が、17時開店に、バーなどは20時開店といった具合に。当然、閉店時間も押しているのだがこちらは早い時間の方がラクなんだけど。

となると、いつもの如く自分都合で店を選択することになるのだが、開店が遅くなると、何故かパスしたくなる今日この頃。要は、ビール・ランチから一度帰宅すると再度出掛けるのが億劫になるから、あら不思議、なのだ。

以前なら渋谷までDVDレンタルやら、コーヒー難民と称して口に合う豆探しとか理由を付けて外出し、そのまま飲み屋へ直行という絵が描けていた。

それが協力要請なる禁酒法が続いた所為で、わざわざ遠くまで行っても、酒の提供の有無や、もしかして閉店かと心配になり、取り止めることばかりになっていた。

何せ、博打の才覚は一切ない。イチかバチかで行った挙句に、エッ、どうしてなんだと相成るのは得意だったりするからな。

それに徒歩以外は電車賃が発生だし、小休止で坐って珈琲などを欲してしまうと更に金を使う。間違っても自販機飲料は割高だから絶対に買わない性格も災いしている。

それが自由になったら、なったで飲酒外出を躊躇する自分。それでも外出を試みると早い時間に慣らされていて足取りが重くなる。

そこを押していくのが酒呑みだが、となると店の開店に自分が合わせるしかない。それが癪なのである。

どこまでも自分都合最優先。本当は一昨年の通常時間じゃないか。それに合わせて生きてきたのに。

もしかして寄る年波ってことかと落ち込んだりするのも癪には癪。ランチから流れて、そのまま早い時間に飲んで帰宅。

特に電車やバス移動が必要な店は、空いている電車に乗り、夕方前に帰宅し、ゴロンと横になって午睡するのが至福でもあった。金は使えぬが、時間の無駄遣いが嬉しくて。

それが昔に戻ると飲食店チョイスの幅が広がるが、帰路は混雑時間帯。それに酒を飲んだら電車の乗換えはしたくない。そもそも同一電車に30分以上乗るのは嫌いだし、そういう時は勝手に『小さな旅』と位置付けしている。

まして乗り換えで座れないのは嫌。酒飲んで立っていて、何かの弾みで転ぶと、またぞろ骨折かもしれぬと恐怖感が酔いを醒ますから。

1時間以上も通勤に時間を費やしていた人からすると寝言をほざくなと言われそうだが、幸運にも「職住近接」の人生だった。それに仕事がちゃんとあったころは昼間から飲酒生活ではなかったよな。

やっぱり恵まれた人生だったんだ。それにしても夕刻以降に酒飲みに出掛けるのは「冒険」になったのか。

仕方あるまい。じゃ、頑張って今日も、いざ冒険へ。

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