我慢の黄金週間とか。確かに数週間前よりは人出は減っているとは感じるが、去年の初発出時より、確実に多いと感じる観光地の地元。
もう、お偉いさんや大手メディアが新たな脅しネタの数値を羅列したり、カタカナ言葉を言わず優しい日本語で何を言っても庶民というか、愚民は言うことを聞かぬ国になった。自分が真っ先にそうだし。
先週の土曜日は、最後の営業となる飲み屋数件をハシゴした。一件は、食べ物と席は提供するが酒は勝手に持ち込め式営業するかと笑ったが、直後、それも禁止依頼との発表があった。
そこの店長は今までの協力金が出てないのに、今回我慢できずに開店したら、それを理由に以前分まで出さないよと言われるのではという恐怖感が勝ると。
これこそお偉いさんの洗脳かな。何も言わないが、恐怖心を与えて、店側が勝手に自粛する。それに予定通りの日程で解放されるのかも不安だと言っていた。
我慢を強制される人たちは出口の見えない迷宮の呪縛に罹っている。こちとら、ほぼリタイア組だし見栄さえ張らなければ生活に直結しなくて済む人生。勝手に勝ち組の勝鬨を上げたら、今以上に嫌われるだろうな。
それでも、こちらにだって小さな欲望というか、願いはある。黄金週間中のランチ時の飲酒。
まあ、ビールを中瓶か大瓶で一本飲みたい程度だが、それも売るなよ依頼を前面に出した。
でも、これはアルコール依存の自分にとっては死活問題である。今まで昼の少し飲みをしていた定食屋は5軒ほどあるがどうなるか。
なので今週は、GW中の営業はどうするんですか、と調査に出向き、こそっと、ビール頂いてもよろしいでございましょうか、と尋くことを主軸に置いた。中には、補償の問題で嫌がる店もありそうな気もするが。
で、行けたのは4軒。どこも即座にOKだったのは、涙が出るほど嬉しかった。1軒は、ネットで少し有名な店。そこの店には30年以上も通っている。店主は、ウチは居酒屋じゃないから何本も酔っ払うほど飲む客は昔からいないですがね、と。
でも、休み中に一見客が、来店したことをネットに上げるときに、常連にはビール出してやがんの的投稿は困ると。
やはり、店主や自分のような昭和の人間は、お偉いさんとは別な意味で忖度とか、雰囲気を読まない人間が苦手なのだろう。
でも、目星を付けて行った店は全部ビールOKだっだのは幸運。それに、地元密着型の食堂で日曜とか定休日以外は全部開けると心強い返答もあり、そういう店を発見し、通い続けていられる自分を褒めたくなった。
まあ、夜の飲酒に関しては困惑中。でもな、コンビニ前で飲酒難民が集って愚痴を言い合うとか、宿無しホームレスでもないから、公園に寝そべって、ちっとも暗くならない街の灯を眺めて飲む訳にも行かぬ。
そこいらは別な意味でプライドが高いので、宣言明けまで待つしかない。
それでも、充分に幸せな人生だ。