余談雑談 2020年2月29日

霧雨的な雨空の朝。不意に、しばらく行ってないおばちゃんたちが営む食堂を覗きたくなった。

何てことはない、280円の「マグロのあら煮」でビール、180円の「あさり汁」を付けて、軽い丼物のランチが懐かしくなっただけだが。

確か、10時少し前の開店。で、若干寒いが昼まで待てず開店時間を狙って出向いた。

まったく、どうしてここで書くネタに困らないかね。ハイ、何故か臨時休業。まあ、閉店じゃないからマシか。

じゃ、何処に行こうか。数店が浮かんだが、早過ぎて、どこも開店まで1時間半はある。自室に戻って待機するには浮かんだ店はどこも遠くなる。何とも中途半端な時間。

ならば、久々のカフェのチェーン店で時間潰し。天気の所為か、新型ウィルスの所為か、人は少ない。ランチを逡巡の上、決定。「山谷」のカツカレー店。

で、頃合いを見て徒歩で出発。通り道でもあり、わざと歓楽街「吉原」を抜けてみた。天気が悪い午前中。営業しているのか分からない店舗も多数。まあ、酔狂な御仁も減っているのかもしれぬ。

だが、そこのどこかで勤める女性2人とすれ違った。何と独特な雰囲気か。どんな人生を送ってきて、今後どのような人生を過ごすのか。

関係ないことだが、薄ら寒い小雨模様の寂れた感がある場所で見ると不思議な心持になった。

更に進むと「孤独のグルメ」で出た店があった。存在は知っていたが、行ったことはない。当然、営業前だったが、窓にメニューが貼ってあった。ドラマではかなり多くの種類があるメニューだった。その上に張り紙があり「番組で出たメニューのみ」と。

店主の想像以上に様々な客が来たんだろうな。当然、悪い意味での。それだけ影響力のある番組ってことか。苦笑して歩みを進めた。

口開けで入店。ビール大瓶があるので、注文。おじさんが一人で切り盛りしている店なので、メニューはカレー系と醤油ラーメン系のみで、肴系はない。唯一は「おしんこ」150円か。

尋くと『たくあん』と苦笑。じゃ、結構ですとビールを飲み始めたら、数切れのたくあんと麺用のチャーシューを細切りにしたものが出てきた。

やはり数度通って顔を覚えてもらえてるからだろうか。それとも、昼前からビールを頼む客などいないから、印象深いのかな。でも、一番嬉しかったのはつまみは金取られなかったこと。

これだから通いたくなる。

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