もう四月か。新年度、新学期でもある。桜吹雪の中、現役の皆さんはどのようなスタートを切るのだろうか。
スタートと言えば、プロ野球も始まった。昨今は地上波ではなく、BSで終了まで放送と謳う課金チャンネルの宣伝が多い。
昔は、地上波のみで放送時間の関係上強制終了だった。スポンサーのご厚意により延長ということもあったが、それだって数分。
実は、へそ曲がりな自分としては、野球より『雨傘番組』に興味があった。大概が映画だったからだ。見逃した映画だったりすると雨乞いをしたものだ。
ビデオ・デッキを購入後は、一応予約録画にした。ところが、当時からギャンブルの運はなく雨など降らない。
しかも、後期は放送時間延長になり、予約録画をすると、中継後の通常番組である映画劇場のラスト30分が切れる。それで野球中継が嫌いになった。それも思い出だ。
TVの連ドラだって随分と変わった。1クールのドラマは12話が基本で、各局が力を入れるドラマは2クール。つまり24回放送だった。
それが今や全10話とか、9話だ。逆に、今はテープ録画と違い、データ録画で簡単に幾つもの番組が予約可能。取り敢えず第1話を見て、その後を決めるのが習慣になった。
なので、これからは『取り敢えず第一話録画』が目白押し。しかも、全10話ではディスクに落とすのだってCMさえカットすれば1枚に2ドラマが入る。テープの時代だったら、大変だ。それだって、録画保存したい番組も随分と減った。
TVの影響力が衰退したのも頷ける。それに改編期特番とか称して、増加したのがバラエティー番組。驚き映像だったり、クイズなどで、決まって、登場するのは昔のイロモノと呼ばれた漫才系の「お笑い芸人」。
何故か、重宝され、美人女優や女子アナと結婚出来る時代にもなった。昔は、プロ野球選手だったのに。
どの道、自分のような人間には関係ないこと。妬みや僻みで見れば、所詮、美人だって、金と名誉に目がくらむ。そもそも、自分の美貌や頭脳に自信があるから顔を晒す職業に就きたいのだろうさ。だから、この笑顔は作り物で実際は性格は悪いんだと思い込む。
満開だった桜だって、今や桜吹雪。やっぱり、潔さが肝要だよな。文句ばかり言ってないで。
