年が明けた。東京は天気に恵まれたが、北風が強く吹いたり、朝晩の冷え込みもあって、身体には堪えた正月。それでも、豪雪だった地域の方々に比べればマシだったろうが。
毎年、実家の自販機の補充に行く以外は、自室での引き籠り生活も例年通り。
特に、正月三が日はTVも特番ばかりで、見る気もしなかった。これも例年通りである。
一方で、期待していたのはBS放送。今年は東京のローカル局で三日間、沖縄映画特集を組んでいた。
未見作や存在すら知らなかった作品もあり、ほぼ全作を見た。玉石混合であり、沖縄在住なり出身者が携わっていない作品は、思い入れのみであったり、何が言いたいのか理解できぬまま終了した作品もあった。
これは自分も沖縄や映画が好きという前提があるからだろうが、正月をノンビリと過ごすにはもってこいであった。
その上、どの作品も舞台は訪れた場所ばかりで、こちらの旅心を刺激されまくった。やはり、今年は沖縄に縁があることを期待せずにはいられない。
でもな、ガソリン・スタンドを清算後、四十代早々にセミリタイアした身分としては、常に財布の中身と相談しつつの長い余生を邁進中でもある。
旅行だって海外はとうの昔に諦めて、国内のみの格安旅行だし。もうパスポートの申請の仕方だって忘れたな。
しかも旅行用貯金をする前に、今晩二千円までなら一杯飲むかが優先させる。怪我や病気の入院通院は想定外。
報道を見ると、どうやら景気は回復基調。それとは正反対の財源の悪化は、一般的な流れと反対側に、瞬時に舵を切る己の価値観の成せる技と諦めるしかないよな。
それでも願望だけはポジティヴ。まったく、夢は膨らむが財布は萎む。早く絶世の美女が大金持って降ってこないかな。
おっと、やっぱり今年も他力本願の一年になりそうだな。
どうか、本年もご愛読の程宜しくお願い申し上げます。