余談雑談 2017年7月8日

昨日の朝のこと。自室から徒歩10分の実家へ向う途中、観光客らしい黒人と白人女性の中年カップルが、通期途中の30代日本人男性に道を尋いている場面に出くわした。

『カッパバシ』とか聞こえたが、面倒臭いのか、急いでいるのか「ノー」とだけ言い残し、急ぎ足で通り過ぎた。

『クール・ジャパン』というか『おもてなし』という言葉が浮かんだ。ほぼ、英語など分らぬが、そこはコミュニケーションだよなと。

聞くと、やはり合羽橋に行きたいらしかった。ならば直線上であり、実家への通勤経路と同じなので、途中まで一緒にと答えた。

道すがら、何か会話をと見栄を張り、「どちらから」と切り出した。黒人男性は「ブリュッセル、ベルギー」と返答。

こちらの頭の中には「?」が浮かんだ。確かにアメリカ系黒人ではない風情だと感じたが、意外な国名が出てきらからだ。ただし、女性は納得である。いかにもヨーロッパの中流以上の雰囲気が漂う。

こちらの表情を読み取ったのか、男性は「出身はコンゴだ」と。納得した。やはりヨーロッパは、懐が広いのか。それにしても二人とも、知的なエレガントさを醸している。

そういう人間なら、合羽橋で昨今外国人に人気の包丁でも買うつもりか。「キッチン・グッズ?」と尋くと首を横に振る。「タナバタ」という返答。

あっ、そうか。合羽橋の「道具街」でなく「商店街」では、七夕祭りを開催中だ。

そもそも「七夕祭り」は、仙台か神奈川の平塚というイメージしかなかったが、そういえば、地元でも開催していたよな、と。

地元だと気にも留めぬが、さすがネットの時代だわな。しかも、七夕当日である。

昔は海外というとガイドブック命であったが、リアルタイムというか旬な情報が得られるんだな。

格好付けが、灯台下暗しと感じた朝の一コマ。

メルマガ詳細