余談雑談 2016年5月14日

今日、明日は地元で「三社祭」がある。伊勢志摩サミットの関係で、例年より一週間早い開催。

毎年、ここで愚痴っているが、どうしてもこの地で生まれ育った自分からすると地元の栄枯衰退をつぶさに見てきたので、益々、いけない方向に向いていると感じる。尤も、これは地元に限らず、であるが。

何せ、車道を封鎖し神輿ロードとなる。単なる休日であれば、メイン地帯を外せば閑散としているので、そこを通れば良い。

だが、祭のときは、裏道まで各町会の神輿が練り歩いているので、予測不能。子供神輿まで入れると120基以上ある。つまり、神輿渡御に当たらずに実家まで行くのは、完全に不可能なのである。

しかも担ぎ手は地元以外の人間ばかり。ある意味、トランス状態の輩も多いので、迂闊に近付けぬ。まあ、地元民は愉しみにやって来ている余所者に譲るべきというのも正論だろう。だがね、限度があるだろうよ。

事実、神輿同好会に場所貸しをしている知人は、同好会の人間は礼節を持ち、感謝して使用してくれる人もいるが、その枝葉というか、ただ、担ぎもしないのに、イベント感覚でやって来る輩が問題なんだよな、と。

要は、「祭り」本来の目的を理解せず、ハロウィーンやカウント・ダウン同様の自分らが騒ぐためのイベントとしてしか思ってないからと。だから、場所貸しを拒否する地元民も増加していて、同好会側は困惑しているとも聞くが、担ぎが目的の側と騒ぎ目的では、性根が違うよな。

まあ、こちらは今日、川向うでイベントがあり、それに参加するので、橋を超えれば別世界だろう。それともあまりの凄まじさに閉口し、避難しに来る観光客も多いのか。

しかも、今日明日と好天と来やがった。「三社祭」は、昔、三人の漁師が投網で小さな金製の観音像を引き上げたことから奉られた神社の祭り。なので、『水は付きもの』と言われ、大体、一日は雨の中での催行となる。

ところが、今年は雨は無し。これも前倒しだからかね。

でも、この一週間前倒しが、他の場所の祭りに影響を与えているとか。本来から五月第二週と決まっているのに、三社祭の所為で、担ぎ手が激減だろうからと。

やはり、他所から来る担ぎ手衆も、ギャラリーが多い方が楽しいんだろうな。でも、やはり本来の目的とは違う気もするんだけどね。

まあ、前倒しは異例で、来年は通常通り。とは言え、自分は来月初旬に沖縄に行くのだが、あちらは例年、連休明けには梅雨入りのはず。

なのに、今年は、未だ梅雨入りしてないのは何故に。

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