余談雑談 2016年5月21日

先日、ここの読者でもある友人から、また沖縄かと言われた。好きだから、しょうがないじゃないかと。

尤も、この『好きだから』がクセモノ。先ず、小学生時代に好きになり、嵩じてハマったのが「映画」だった。

映画好きの父親の影響もあろうが、当時の地元は、映画館が多かった地域。親戚筋に映画館支配人がいて、そこや系列館も含め顔パスで入れるように。

中学に上がると、タウン情報誌の黎明期で、東京各地の映画館の上映スケジュールが網羅された。これで火が付いて、都下や横浜まで名画座巡り。

何せ、小学校3年生の通信簿で、「闊達だが、協調性に欠ける」と書かれ、親を困惑させた。だって、映画はひとりでも楽しめるてのが自己弁護。

そんな性格が災いしてか、成人後は「海外個人旅行」にハマった。まあ、これは生まれ育った環境が他の人よりも金銭的に恵まれていたことが大きな要因ではあるだろうが。

しかも、強い印象を受けた映画なり、国にハマる傾向がある。映画でも外国でも、これは一回で充分と思ったら、次に行く。

そのうち、「これだ」と感じたら、リピートし、ハマっていく。何せ、大好きな映画は、自宅以外で42回も同一作を見た記録を持っている。

ただし、旅行では、現地の人間との出会いが印象を左右した。ここが映画とは違い、自分ひとりだけで愉しめることとの差異か。

流石に、海外渡航は諸事情で遠退いた。そこに来ての沖縄だったのだ。元来、何もせずに海を見ながら酒を飲むが夢であった。

きれいな海が見たくて、海外にも出向いたが、初沖縄でいきなり感動。旅券はいらぬし、フライト時間も短いし、物価も安いわ、言葉にも不自由しない。

更には、行く度に現地の方々と、新たな知己を得て、通常、観光客が興味を示さないような場所や飲食店を開拓できる。

故郷を持たぬ身としては、それこそある意味、里帰りする場所のような感覚になり、それでいて、意外と地元のことは知らないもんだよな的発想も喚起される。

何よりも安全第一でツアーに参加し、お仕着せ感満載の旅行より、好き勝手に行動し、そこで暮らす人間のように愉しみたいタイプ。

やっぱり、協調性がないんだな。それでも、自分と一緒に行っても良いという友人もいるし、現地の方もウエルカムなら、なお楽しである。

だけどな、勢い勇んで予約した沖縄が、今頃、梅雨入りてなことが起きるのは何故だろう。

天気も含めて、勝手な行動が災いするのかね。今回も友人が一緒なのに。

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