余談雑談 2015年7月18日

先立ての日曜日の朝。久々に天気も良く、窓を開け放ち、冷たいコーヒーなどを飲みながら、沖縄の晴天に思いを重ね、ビルの9階から外を眺めていた。

ふと、眼前のエアコンの室外機に目をやると網目部分に、何やら物体が取り付いていた。良く見るとセミであった。

驚いた。勝手なイメージだが、セミが登場するのは梅雨が明けてからと思っていたからだ。

これも環境の変化なのだろうか。それなのに、眼前のセミは、気が早いというか、こんな時期に、鳴きもせずにジッとしている。

驚かさないように、そっと窓を閉めた。『せっかち』というか『前のめり』というか、そのセミも「江戸っ子気質」に違いない。自分の性分も似ているので、妙な心持ちにもなった。

先週の荒天から転じて、今週始めは東京でも真夏日を迎え、あまりの暑さに閉口しつつも、所用で外出した。その時、杜の豊かな学校の横を歩いたのだが、何とセミの大合唱が聞こえた。完全に夏模様であった。

確か、未だ東京は梅雨明けしてないはず。しかも、昨日までは台風の影響を受けた。何とも妙な天候である。

沖縄の今年の梅雨は、極端に短かったし、逆に、東京は梅雨明けが、8月までずれ込むかもという話もあった。ところが、週間予報では今日以降、ずっと晴れマークが続く東京。もしかして、今日あたり梅雨明けと相成るか。となると今度はゲリラ豪雨なり、台風なりが頻繁に来襲してくるということか。

何から何まで「せっかち」。ならば、つい先立て沖縄飲酒旅行に行ってきたばかりだが、またぞろ沖縄にでも出向くかという気持ちになった。

とはいえ、11月には一昨年の秋に催行したオジサン三人による「沖縄飲んだくれツアー」のリピートがある。当然、それとは別に、である。

そうなると暇に任せてネット・サーフィン。沖縄本島を中心に見たが、気になったのが石垣島。数年前に一度訪れたが、その時は、足の便の悪さで、ほぼ、どこへも行かず、ただ、旨いおでんで飲んでいた記憶しかない。

何せ、免許はあるが、朝から酒が飲めないので、レンタカーは眼中にない。となると鉄道がない沖縄は、バスかタクシー。まさか、この歳で自転車でもなかろうし、それだって飲酒運転はご法度である。

ある意味、不完全燃焼であったし、少しはビール片手に観光めいたこともしてみるか。でもって、更にクリックを続けた。

石垣島から、幾つかの離島巡りにも行けるし、沖縄そばとは、また違う八重山そばにも惹かれた。泡盛だって種類は豊富。

だが難点もある。沖縄本島滞在旅よりも、かなり高額ということ。離島巡りにしろ、半日観光にしろ、やはり高い。しかし、既に心の針は、かなり傾いている。

さて、では、今から性分に合わない沖縄貯金でも始めるか。

でもな、貯蓄額だけは、せっかちに前倒しには、ならないんだよな。

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