余談雑談 2015年10月24日

テレビで連ドラを見なくなって久しい。20年ほど前、夜遊び最優先の生活となり、ならばとビデオで録画予約。それを忘れたりすると、連続モノはそこでリタイアしてしまった。

諸般の事情で、夜遊びは卒業したが今度は早寝早起きの生活に変わった。健康上は宜しいのだが、何のことはない、ドラマ放送の時間帯に起きていられなくなった。

それが地上波となり、ビデオ録画が出来なくなったら、途端に興味が失せた。

ところが、この春に友人から貰ったブルーレイ・プレーヤーで状況が一変。

またぞろ録画にハマり出したのだ。最初は映画であったが、映像が格段に綺麗になり、何とも惹かれる大好きなイタリアや沖縄の旅番組と広がった。

そして現在、個性派俳優が特定の役柄を演じ、独白ばかりで進行する女ひとり酒奨励や、酒の飲めぬ中年サラリーマンが飲食店を巡るグルメ番組へも興味が増している。

しかも、再放送や「シーズン5」とか、以前からあったものなのだ。いつの間にか、昔ならあり得なかったであろう内容が放送されている。

それらはマンガが原作であり、自分もアルバイトでマンガ編集をしているが、やはりグルメ漫画は鉄板であるのも現状。

他には、詩人や女流棋士といった酒好き本人が実店舗を訪れる15分程度の番組も録画する。

こうなると「収集癖」という悪い癖が鎌首をもたげる。しかもCMを抜く編集作業もデジタルゆえ、驚くほど簡単。何せ、初めからCMへの転換時にマークがしてあり、そこだけカットできるとは。

量販店で格安DVD-Rを大量に買い込み、ビデオからDVDへとダビングしたときと同じ行為を繰り返し始めた。当然、同番組をまとめたり、旅番組だけとか、温泉地紹介やら、止せば良いのにこだわり始めるのも悪い癖。

ただ、酒場巡りなどは自分が好んで通う店とは違う趣の店舗ばかりで、行ってみたいと思うのが少ないのが、妙に好感。というよりも、そこそこの価格帯の店ばかりであり、交通費まで考えるとやはり、そう簡単には行けぬ。

いつか大金でも路上で拾ったら、密かに通ってみようという願望を秘めつつの録画である。

面白いのは、それらの番組の殆どがBS放送なのである。一方で、地上波のドラマもたまに録画してトライしてみるが、どうにも違和感が際立つ。

特に時代劇などは、スタイルの良さや顔の小さい若手役者層の薄さに始まり、画像が綺麗すぎるだけにカツラ部分の筋がくっきりと見えるし、セットや背景の安普請さにも閉口しきり。成程、画像が鮮明化することの明暗か。

まあ、ダビング作業は好きだし、作品のストック数が増えるのもマニア心をくすぐる。パンフレットやポスターと違って、金がかからぬし、良い時間潰しにもなる。

ノンビリ過ごす時間は有り余っている。やはり、旅や酒場など、いつか行きたいと念じつつ、寝っ転がってよだれを垂らすのが性に合っているのかね。

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