沖縄に行って来た。何せ、安く上げようとしたので、行く前は不安もあった。
先ず、6:20羽田発という早朝便がネック。車はおろか、自転車も持っていなので、早目に着こうと思うと、電車がないのだ。ということは、前日にどこかに泊まるという選択肢か。ならば、最初から安さにこだわったのが間違いということになる。
結局、一か八かで、地元を出る始発電車で向かい、空港内を急ぎ足。チェックイン・カウンターには早朝なのに多くの人間が並んでいた。すると職員が、出発間際便に搭乗する客の挙手を促して来た。合図を送ると、順番を無視して最優先。
何となく幸運を感じて機上の人に。
結果、三泊四日で、那覇のみの滞在であったが、無計画の割には存外に楽しい旅になった。
先ず、いつも独りで沖縄に行くと、大概が雨なのだが、今回は帰る日以外は天気に恵まれた。しかも、盛夏ではないので、日差しは強烈だが、何とも心地良い風が吹き、快適。
そこで調子に乗って、今回はいつもより安く上げようと思い巡らした。今まで利用したことがない、路線バスに乗ったり、調べておいた安食堂を徒歩で探し歩いたり。
しかも、沖縄の食堂は驚きの連続。安いのにこれでもかの量があり、汁物の代わりに「沖縄そば」が付いて来たり。当然、ライスも付いていての話だ。
通常気にするカロリー計算には、眼を瞑ったのは言うまでもない。
また、突然の訪沖を知った友人から、突如、連絡が入り、夕食をご馳走になったり、十回近くも訪れているのに、一度も行ったことがなかった、名所の首里城公園をちょいと覗いたり。
数年、訪れていない店に行くと、店主が憶えていてくれて、忘れずに来てくれて有難うと、オマケしてくれたり。
帰る飛行機の中で、これで今年の運気を変えたか、とか、逆に運を使い果たしたかとも考えた。
さて、世は黄金週間である。こちらは、心置きなく自宅待機をしよう。