去年7月末に購入したエアコン。
先の震災で、置き型の室内器を固定しているボルトが外れ、不安定であった。保証期間が切れる前に、固定し直してもらおうと思い、購入先に連絡を入れた。
すると、折り返し、電話があった。相手は、見積時に間違いを起こし、一度、設置せずに持ち帰るというミスを犯した「おマヌケおじさん」。どうやら、彼がウチの担当らしい。
とりあえず、状況把握のため、すぐに来たいが都合や如何に、と。何をそんなに慌てているのかと不審に感じたが、承諾し、実家から戻って待機。
大して暑くもない日だったが、またもや汗を拭き拭きやって来た。室内器を見るなり、「何だ」とつぶやいた。彼は、室内器ではなく、外壁面に剥き出しに取り付けた『室外器』のネジが外れたと勘違いしたらしい。確かに、それが9階から落下したら大問題。
彼は安堵の表情を浮かべ、これなら、すぐに直りますと笑顔で答えた。で、室内器のネジを止め直したいから、ドライバーを貸してくれと仰る。成程、取り急ぎなので、手ぶらな訳か。ネジを締めつつ、今年は節電、節電で大変になるでしょうね、と言った。
確かに、である。しかし、実際に設置したのは、そちらのミスが重なり、ほぼ8月だろ。なので去年の7月はエアコンなしの生活。それと比較して「節電」か。
どうにも、「おおらか」というか、「おマヌケ」は抜けないのかと感じた。願わくば、もう、その「担当さん」のお手を煩わせることが起きないことを願うばかりである。