現在、東京は思いの外、暑くない。必死に気構えていた自分としては、何とも嬉しい限りではある。
それでも妙に寝苦しく、いつもより早く起きた、つい先立ての夜明け前。電気もエアコンも点けず、扇風機のみを廻し、薄暗い中、静かにネットを見ていたら、ヘンなサイト行き当たった。当然、アダルト系ではなく、映画関係だが。
『eーBay』など、海外オークション等でもヒットせず、ビデオなども出ていないだろうと諦めていた興味ある作品群を大量に扱う店。店名が、何と『見つけにくいビデオ専門』。
いやあ、あるわ、あるわ。思いつくまま、原題でタイトルを打ち込むとヒットしない作品の方が多い。VHSテープばかりだが、北米仕様で、自宅のデッキで再生可能と来た。
陽が昇る頃には、完全に眼が覚め、妙に、暑くなっていた。だが、いつも同じ悩みの繰り返し。財布が寒いのだ。
で、次に考えるのは信用度。ちゃんとしたセル盤の商品なのか、しかも大量に、だぞ。ジャケット写真は一切ないし、己の英語力では、ニュアンスも分からず、自動翻訳機能でも、益々、意味不明だ。
一本の価格は2000円前後が大半。この前、廉価版DVDのイギリス映画を大量購入したばかりでもある。震災で物欲はなくなったと思っていたが、この手の映画の大量発見はどうなのよ。
『本当に物欲はなくなったのかな』という、一寸した、神様のイジワルなお試しなのか。