東京は、不意に梅雨が明けた。
何だか、梅雨末期の豪雨もなかったが、九州では記録的豪雨となり死者も出た。今後は『経験したことがない』ことが増えそうだ。何が起きるか分からない時代。備えは大事だが、日々そればかり考えていても埒が明かぬ。
何か明るい話題はないか、と考えた。そういえば、自室から見える隅田川の花火大会が来週に迫った。今年は、最長電波塔も開業して、更に人出が予想される。
で、その当日は点灯するそうだ。きっと、電波塔越しの花火を撮りたがる人も多いのだろう。でも、消灯して暗い方が良いと思うのは、毎日見ている自分の奢りだろうな。
中には、高い金払って、そこの展望台から花火を見る人もいよう。しかし、花火を見下して面白いのか。そもそも眼下の街は完全点灯で花火の美しさは半減どころか、街の灯にかき消されはしないのか。
まあ、感性は人それぞれ。個人的には、真っ暗な夜空に華やかに、そして一瞬にして消え去るから綺麗だとも感じる。
さてさて、電波塔と並列で見る初めての花火。どんな心持ちになるのだろうか。