余談雑談 2012年10月20日

アメリカから取り寄せしていた「イギリス製戦争映画10作品入」が到着した。

まだ、半分も見てないが、玉石混合だ。例えばデヴィッド・ニーヴン主演の作品で、「絶壁の彼方に」のヒロイン、グリニス・ジョーンズ、名優ケネス・モアに、秀作「戦慄の七日間」のバリー・ジョーンズという、好みの俳優が共演した「アポイントメント・ウィズ・ヴィーナス」(1951・未)。

独軍占領下の英仏海峡にある、チャンネル諸島の小島に生息する「ヴィーナス牛」の純血種一頭を、独軍から奪還し、船で運ぼうとする映画。何とも、牧歌的というか、大したヤマ場もなくトホホな作品であった。まあ、監督がラルフ・トーマスじゃ、期待したこちらが悪いのかもしれぬ。しかし、この監督の作品が他にもあるんだよな。

こんな感じで、思い描いていた内容と違い、困惑する作品もある。何せ、以前からパンフレットを持っていたが未見作やら、昔に見ているが、逆に、資料がなかったものを新たにネット・オークションで落札した作品もあり、そろそろ扱う映画を増やしたいとも思っていた。

それが、このセット購入で弾みが付いた。この際だからと、大幅に順序変更して新たに30作品も増やしてしまった後である。なので、今回初めてDVDを観て、繋がりが悪いと感じた。

大体、「せっかち」なのである。観る前から、イメージで勝手に決め込む。総じて、人生のチョイスも同じだ。先に段取りだけして、ホッとする。

かといって、緻密な計画ではなく、どこか見切り発車の性格でもある。それでいて、持続性も弱く、見限ってしまう。

ふと天井を見上げて、ため息。こちらは、未だに我慢を強いられている。

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