年が明けた。寒いのは冬だから当り前として、東京はとりあえず天候には恵まれて、穏やかな日々。
今年一年も、このところの天候と同じで何とか、『穏やかな日々』が続くことを願いたいが、現実は厳しいのだろう。
映画ライターとしてよりも、タバコ屋のオジサンがメインとなってしまった去年だが、今年はどうなるのであろうか。期待を込める意味で、元旦に願い事を考えた。
それは歩ける距離がメインの人生ではなく、少しは外に出たい。どうせ行くなら遠いところが良い。なので、飛行機に乗って出かける機会を増やしたい。『沖縄を含めて、何とか三回』。
忙しい人からすれば、笑われるかもしれないが、去年、東京から出たのは、沖縄以外、横浜での友人の結婚式と春秋の彼岸に千葉県松戸に墓参りに行った、計三回だけである。
作家の池波正太郎が、昔は地元から出ることがなく一生を終える人間がおおぜいいた。それは近所ですべてがこと足りたからである、というような文章を読んだことがあるが、この歳になって、それを実感するとは思わなかった。
期待だけは、ほんの少し高く。またもや、海外は映画の中だけにならないように願う次第。
読者の皆様、どうか今年もよろしくお願いいたします。