ボチボチ飲み屋にも復帰している。
ところが、一ヶ月に及ぶ禁酒生活で、以前ほど飲めない。まあ、稼ぎもないので、あれもつまみたいとか、もう一杯飲もうかなといった余計な見栄を張らずに済むのは幸いだ。
そんな自分に合った飲み方は土日の昼間に安酒場に行くこと。昼間だから何杯も飲んで酔っ払えないし、そんな時間に開いている店は高くはないからだ。
ところが、先週から、東京のあちらこちらで夏祭りが始まった。今週は行きつけの店がある浅草で『三社祭』が催されている。
子供のころは、寂れた田舎町のような祭りだったが、威勢の良いというか、喧嘩をしに来てるかのような継ぎ手が大挙して参集し、隔世の感がある。去年までなら、そんな中、継ぎ手を掻い潜って飲みに行ったが、今年はそうも行くまい。
少し、寂しい気もするが、懐はもっと寂しい。良い機会か。これも骨折のある種、恩恵だとあきらめるか。
でも、これって前向きなのかな。