どうやら、全国的に梅雨に入ったようだ。で、今回の都々逸。
「雨の降るほど噂はあれど ただの一度もぬれはせぬ」
『モテそう』だとか、『遊んでいそう』とか、思われがちな人間ということだろう。だが、人は見かけによらないということを読んだものであろうか。
そこで、ふと思った。そんなことをしているのが『俳優』という職業だな、と。まったく別な人格を演じる愉悦。実像とは違う人格を楽しむことが出来るし、逆に葛藤もするのだろう。
ところが面白いことに、友人の芸能関係者が口を揃えて言う。『お嫁さんにしたい女優』に選ばれたりするのは、大概、性格は男より男っぽい、と。でないと、生き馬の目を抜く芸能界で長く生き続けられないらしい。
そういえば、以前、「別に」と言って物議を醸した女優がいた。彼女が演じてきた役柄と、態度が間逆であったからだろう。
で、また更に思った。自分の少ない経験値から考えて、『俳優』に限らず、女性は、すべからく『女優』であるな、と。