中期予報とは違い、思いの他、寒い冬。
で、今回の都々逸。
「痴話のこたつに情けのふとん いろを引き出す茶わん酒」
『こたつ』と『ふとん』に『茶わん酒』。築46年目の古ぼけたマンションに住む自分としては、そういったものすら、「思い出の中に生きるもの」的存在になった。まして、『いろを引き出す』となると、更にあったのか、なかったのか。
でも、こういったことに「懐かしさ」と「憧れ」を抱く自分。
東京オリンピック以前の自分の幼少時代。10坪にも満たない、浅草の路地にある実家。まさに、寒い隙間風が入る木造家屋だった。
寒さが財布の中にまで染み込む現在の自分。せめて、今夜は合成酒の『酎ハイ』でなく、日本酒にしてみるか。