試写で「河童のクゥと夏休み」を見た。
江戸時代に地震で生埋めになった河童の子供が現代に蘇り、一般家庭で生活するというアニメ作品。「となりのトトロ」など非常に宮崎駿を意識した作りで、環境問題やマスコミの横暴なども織り交ぜノスタルジック・ムード満点で進行していく。
素直な作り方に好感が持て、子供だけでなく大人も楽しめる。それもそのはず、監督は映画「クレヨンしんちゃん」シリーズで最高作といわれている「嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」の原恵一だ。こういった作品が作られるから、日本のアニメが世界で評価されるのだろうと感じた。
東京では来週7月28日から公開される。暑いさなか、ホッとできる清涼感溢れる作品。