この前、実家がタバコ屋だという話をここで書いたら、嫌煙家の方からご意見を頂戴した。
その方が言うには、個人的にはこれを機にいっそ、世の中かならタバコがなくなれば良いと。もしかしたら、家族か友人の方が喫煙者であったがゆえか、もしくは受動喫煙で深刻な被害を被ったのかもしれない。あちらこちらで路上喫煙は罰金が発生し、ところによっては飲食店を含め、店全体が禁煙である地区もある。時代の流れを考えれば当然なのだろう。
そういえば、先立て放送していたキムタクの「チェンジ」は間違いなく、ケヴィン・クライン主演の「デーヴ」のパクリだが、個人的に一番印象に残ったのはキムタク首相とSPの二人が、小さく隔離された喫煙室で心を通わすシーンだった。喫煙そのものが自主カットされる時代に敢えて、天下のキムタクにタバコを吸わせる。アレこそ深謀遠慮なる喫煙者の反抗だと感じたのは自分だけだろうか。
別段、嫌煙者の方を煙に巻くつもりはないが、年老いた母親はタバコ屋を生活の糧としている。そこまで、確固としたご意見をお持ちなら、違う商売までご指南いただきかった。そうすれば、タバコ屋を廃業し、業種変更も可能なのに。