余談雑談 2008年8月9日

沖縄へ行ってきた。今回も天気に恵まれ、那覇と渡嘉敷島に滞在。

那覇では、先月嫁いだ飲み仲間と再会し、愚痴とも惚気ともつかない話を行きがかりの見知らぬ居酒屋で交わした。その店は、安価にして料理も美味しく、特に、てびち(豚足)が入った沖縄風おでんは絶品だった。真夏にビールとおでん。不思議な組み合わせだが、絶妙にマッチしていた。

それから渡嘉敷島。那覇の泊港から高速艇で40分もかからない場所にありながら、まったくの別天地。

海は信じ難いほどの透明度と綺麗さ。シュノーケリングで覗いた珊瑚礁の海には、水面を揺れ動く波紋がすべて海底に写り、まるで水族館にいるような魚の群れが、そこかしこにのんびりと泳いでいた。そして夜は満天の星。都会育ちとしては、その降ってきそうな数の多さに完全に参ってしまった。

去年も訪れて一発で気に入り、今回は沖縄の知人に紹介された夫婦二人だけで営む小さな民宿に投宿した。素朴でいかにも「海人」のオヤジさんと泡盛を酌み交わし、新たなる人との出会いに至福を感じた。

しかし、渡嘉敷島で唯一、残念だったのは本州の人間の資金力だ。たった一年で、雑誌やTV等の媒体に『お洒落な店』として紹介されやすい店が増えた。宿の親父さん曰く、現地人にはそんな発想も財力もないと自嘲気味に笑っていた。

人口700人位の島に観光客が10倍以上。何も言うまい。それが時代というものだろうから。

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