余談雑談 2024年1月20日

ついて行けないというか。

何でもスマホで、が当たり前だ。頑なに折畳み携帯で生き抜こうとしている自分には日進月歩というよりも、秒速的早さで進歩し続けているので、もはや追いつくことは不可能だと痛感。

アプリも充実し自分に有利というか便利なら、すぐにダウンロードして使いたくなるだろう。確かに不慣れな出先でバスや電車の時刻表など思いついたら調べれば変更が簡単だし、飲食店だって書き込みと評価を鵜呑みにすれば検索は簡単。

翻訳ソフトも手書き文字でも余程の達筆じゃ無い限り、英語なりその言語に訳してくれる。だからかオバチャンが独りで切り盛りする食堂に入って来て、スマホ撮影して母国語に変換し、理解できるとそれを提示して注文。印字された文字ならわかるが、そこのオバチャンの手書きまで可能かと驚いた。しかも注文したのは「サバ塩定食」。渋いじゃないか。

他にも写真加工アプリがあり「盛る」のは当たり前らしい。一体元は誰なのよとまったく分からないほど加工して喜ぶらしい。何だかなとも思うが、確かに特定が簡単だと犯罪者に狙われやすいかもしれない。それでも背景や投稿内容から位置が特定されるとも聞く。

余程暇なのか、それだけの技術を持っているという自己顕示欲か。しかも現地まで追っていくスト─カーでなく、自室内のみでミッション完了タイプ。どの道、匿名性の恐怖だな。

自分だってスマホではないがPCの無料ソフトが随分と役立っている。例えば写真加工。つい先立ても書いたが、デジカメでポスターを撮影し、サイズ調整から色彩加工編集まで簡単にできる。

発行当初、編集ソフトは有料購入だった。当然あきらめて、余白があるのが当たり前な微妙なサイズ感の写真をアップしていた。当時、仕事で関係があったウェブデザイナーにいかにも不慣れなオジサンが撮った写真と笑われた。そんな思い出も甦りつつ、現行のソフトで修正したやつと素知らぬ顔して差し替えたいと思っている。だって便利じゃん、しかも無料だし。

でもって先ずは修正し直したり新規購入分を自分のPCに保存しスライドショーとしてニヤニヤ閲覧。当然、写真もプリントアウトせずデータ保存のみ。確かに紙に焼かなきゃ金はかからぬし。

きっと、もはや紙は忌み嫌われる時代か。だから現金も人気がなくなりスマホ決済。でも、ふと思う。今後の大金を奪う犯罪映画などもデータ上での強奪だと0がどれ程並んでもリアルさはなく、押し入り強盗もせず現金を持ち運ぶサスペンスも生まれない。

SFやヒーローものも手作り感満載の特撮からVFXへの変貌と同じで、どうにも便利が薄っぺらさを増長している印象もあるが。一応、あくまで個人目線と防護壁。

なるべく合理的に簡単にが合言葉か。アトラクションで満足であり、時間と金かけてヨーロッパやアフリカに行き美しさだけでない現実を見ることも経験値だと思うこと自体が昭和発想か。

メルマガ詳細