余談雑談 2024年10月5日

今更ながら、なのだが。

今月から郵便や宅配便料金の他にも相当な物品で値上げが実施される。TVでは「節約術」やら「無駄なし使用法」とか、様々な提案をしている。

その中のひとつの防衛手段として「ポイ活を」とも言っている。ところがアナウンサーやコメンテイターによって微妙にイントネーションが違い、その言葉が耳障りなこともある。

ご高察のとおり「ポイ活」とは「ポイント収集活動」の略だ。ところがヘソ曲がりを身上とする自分は、てっきり自分に必要なくった恋人や亭主をポイ捨てする活動とか、捨てるのに金かかる粗大ごみのバレない廃棄場所紹介かと思っていた。まあ、それはあくまで自分の性格からのイメージではあるのだが。

そのポイントだって景品表示法の規制もあるし、採算度外視ウルトラ・スペシャル的な惹句を謳い自社のみのサイトに誘導できない。それでも法定内の使用金額や頻度でランク・アップがあり、差を付けようと頑張っている。

それがいつの間にか単独系ではなく、幾つもの企業が提携し合って少ないカードに集約されてきている。しかも自分の持っている単独系が何故か別々な集約系に組み入れられてしまい、結局プラスにならないのは自分の所為ではないから頭にくるのである。

しかも一番貯まっていたレンタルビデオ屋のポイントは実店舗すら存在しなくなった。ネット配信は嫌いだし、電車賃かけて数店舗を渡り鳥のように飛び回って探したり借りまくったが、実店舗がなくなりゃ一巻の終わりである。

それでもあきらめきれないと、便利に走るなと言っておきながら映画関係のグッズやDVD発売有無の検索など充分にネット依存である。しかもDVDなどは海外盤まで食指が伸び、探しまくるのも慣例になった。

ただ、あちらこちらに手を出しても自分の場合、集約ポイントでない所で買うから放っておいてもいつの間にか貯まるという楽しみもない。

それは間違いなく嗜好が一般的ではないという証左だし。ベストセラーとか人気一番というと絶対にパスするから文句は言えまい。

昨今は当然のAIだって検索履歴からの「おススメ」はピントがずれているから、未だ大丈夫だなと妙な安心感もある。

それでも、これだけ否が応でもなく値上げ品が増加すれば、ポイントだってバカにならないかもと思うようにもなった。ランク・アップやダブル・ポイントにこっそり反応してしまう自分。始めはバカにしていても、結局流される。

しかも自分のような我慢しないタイプは他からみると当然の帰結だろう。ポイント単位も、今まで何ら考えもせず放っておいただけ。

そうしたら何だよ、中には有効期限があるものも。食品じゃあるまいし腐ったりしないぞ。となると目先のポイントをとっとと使う方がマシかよと思い知らされる始末。言葉の短縮使用以外にポイントも時短かよ。

そういえば短縮言葉の中に「カーナビ」がある。自分は運転しないので縁遠い印象。でも当初、「ナビ」は『なびく』からと思った。つまり自分で道を覚えて失敗するよりも機器に従えば そっちの所為にできるという意味で。

他人になびきたくもないし、運転もしない自分の人生にナビは必要ないな。でも、ポイ活は、さ。

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