やっぱり変化は苦手、か。
どうにも新年らしくない正月からズルズルと過ごした。
そういえばこんな時期に旅に出たことはないと浮かぶと、ふらりと行きたくなった。
年末年始の大移動直後で、すぐの三連休。連休最終日にでも出発すれば安いかと。
どうせヒマだし、今回は目先に日程を定め、些か高くでも美味い魚介や蟹でも喰いたいと。
以前、冬に島根県の某温泉に行ったが時化で漁に出られず、料理旅館だったのに冷凍焼けしたスカスカの蟹で閉口した。
そのリベンジにでも行くか、と。ところが数日前に調べたら、成人の日から日本海側に警報級の強烈寒波来襲の予報。
否や、待てよ。明日にでも好転するかもと淡い期待。ところがますます悪化傾向で今年も嫌な感じか。
ならば日本の中で好天続きの東京以西の太平洋岸。で、初めての伊豆とも考え調べると、どこもそそられず。
ならば諦めるかと、思ったがヤケだ。どこかには行くぞと硬い決心。
で、結局慣れ親しんだ会津方面。何せ日本海側は天候状態で欠航、運転見合わせの可能性すらあるし。
とくれば、地元から出ている私鉄。電車代が安いのが最大の魅力で、JRや飛行機ではこうはいかない。
何だ、その中で新規開拓ではなく、以前行った道程のリピートにしてしまった。
一泊は大規模木造建築の温泉宿で、料理は抜群に美味い。高額だが、旅費などトータルで考えれば納得がいくと言い聞かせる。
結局、行くことが前提の発想じゃんかよ。で、もう一泊はビジホ泊で定番の馬肉焼肉屋に決定で完璧。
で、たった一度だけ行けた120年食堂へランチに再訪でもしたいと欲望が鎌首をもたげる。
ここはオジサン三人旅で何度も訪れてる地域だが、常に他への優先目的があり、そこが不定期休業でもあるし、そもそも候補にも上がらない店。
なので、個人旅でしか行けぬ。ほぼ道程を決定し手配を進めると、これが全部スムースに手配完了。こんなことはなかった。今年は良い年なのかな。
ところが、出発前日に交通情報を見ると会津方面への鉄道が運休の可能性と表示。成程このリスクがあるので予約がスムースだったかと不安に陥る。
当日の朝、駅で運行確認をし出発。栃木の北方当たりから一面の銀世界で驚く。
結果、これだけの銀世界を見たのは約半世紀振りかと喜べて贅沢な旅になった。
何せ、過去とまったく同じ旅程で個人的には間違いない設定と展開。そこに積雪40センチ以上の銀世界が付く。
特に往復の単線車窓からの全面銀世界は圧倒的美しさで記憶に残る旅になった。
もしかして今年は良い年になるのかな、と淡い希望まで芽生えたほど。


