世間は、正月気分も抜けたようだ。
ところが、こちらのタバコ屋は相も変わらず、実にのどかな正月風情のまま。
そんな中、今年の目標でも掲げるかと考えた。去年、一番の変化は、やはり、ドクターからのお墨付きで完治した「肩の骨折」だろうか。
後は、長く使用できなく、落ちた筋肉を付け直すことだけだとか。リハビリに精を出し、元気にあちらこちらに出掛ける事を「目標」にするか。それに、幸い、体重も落ちたままリバウンドせずにいる。これも嬉しいことである。
だが、どうにも体全体が『たるんで』きたことを思い出した。まるで、全身がブルドッグの顔のような状態なのだ。
減量直後は、肌にはまだハリがあった。しかし、地球には引力がある。それを実感したのは、先月行った温泉の大きな鏡の前。そこに写る己の姿を見たときに、絶望感に苛まれた。
で、相談をしたら、急激にダイエットしたのと同じで、脂肪などは落ちても、皮膚は縮まない、と。つまり、皮膚は一生このままで、どうしても何とかしたいなら美容整形手術しか手がないだと。
しかも、「整形外科」の領分ではないので、保険適用外だから「美容整形」に行き、全額を自己負担でねと、ご親切にも教えてくれた。チェ、また金のかかる話か。
骨折の完治記念として南の島にでも行きたいと思っていたが、こんな見た目では海にも入れない。ま、どの道、すべてに金がかかるようになっているのか。恐るべし、資本主義。
おっと、それはそうじゃなくて、自身の見栄だったか。