どうやら「たばこ税」が上がるようだ。消費税の軽減税率とやらで、不足分を補うためとか。財務大臣は「聞いてない」と発言したようだが、実際は上げるための布石であるのは間違いない。
これで、ひと箱500円時代に突入。まあ、欧米からすると、それでも安いが、それを生業としている人間には死活問題だ。
母も、昼のワイドショーなどを見ながら、ため息の連続。軽減税率も解らなきゃ、たばこ税ではいよいよ店仕舞いを考えなければと。
今日、明日という切羽詰まった時期ではないが、やはりな、と思う人がほとんどだろう。ウチのような併業ではないタバコ屋は数少なくなっているので、売り上げ減を他の部分で補うことも出来ない。自分の年齢を考えて、母が悩むのも無理からぬこと。
とはいっても、他方で人間の寿命を120歳まで伸ばせる新薬も開発中とか。そこまでして生きたいとは思わないが、認知症も発症せず、健康体でいても、生きてりゃ金はかかる。
例年になく、温かい年の瀬。それはそれで助かるが、逆に死活問題の人もいるに違いない。それでも頑張って生きている人ばかり。
それに比べて、こちらはノー天気だな。線引きの難しい軽減税率など理解しようともしないし、きっと消費税見送りを旗印に、衆参同日選挙で国民の信を問うとかになるんじゃないかな、と。
どの道、金のかかることばかり。だから、何も考えたくないので旅に出たりする人生。ならば一攫千金を狙い、年末ジャンボ宝くじを買ってみたってドブに捨てるだけ。
買わなきゃ当たらないと仰る人も多いが、それだって、確率が0パーセントから、0.0001ぐらいに上がる程度。
そこに夢を重ねるほど素直じゃない。どう考えたって、何もせずに好転などしないさ。
やっぱり、後ろ向きさは変わらずに向える年の暮れだな。