余談雑談 2024年8月10日

経済に疎い自分。

何でも株価や円相場の変動が慌ただしいとか。一気に資産が目減りしたとか、このままじゃ破産するとか対岸の火事ながら大変そうだ。

自分のような一市民に悪影響が出るやもしれんと脅すニュースもあるが本当か。良い方悪い方両立の報道からだろうが、既にリタイアして今後給料が入る仕事はしないので、ベースアップへの影響とか言っても関係ない。

思い起こせば経営者時代にも社員の給料は現在のような状況に即応できなかったのも事実。一度上げれば下げるのは困難だし現役時には既に赤字体質だった。なので出すときは臨時賞与で対応したっけ。

そもそも勝負事が嫌いで、投資にも『博奕』意識が働くので昔からしない性分。つまり今までの蓄積と年金のみの生活。結果、現在の自身の状況を考えると円高は悪いこととは思えない。

輸出産業の人は大変だろうし個人投資家なる種族も生きる死ぬと慌ただしい。特に株で喰っていると公言してどこか優越感を漂わせていた投資家は、頭脳と情報で大儲けが出来ていたんだから、人生ってもんは余程の超金持ち以外は落ちることもあるよと勉強してください。

イケイケの時代に素直に乗るとやがて「上げ足を取られる」ことになる。長く投資活動をしている人は「リーマン・ショック」を思い起こす人もいるだろう。当然、対策なり覚悟はお持ちのはず。今回はリーマンほどではないという人もいるし、復調すると力強く言う評論家もいるらしい。どの道、中長期戦らしいが。

というよりも最悪な性格上、そうやって自分はバカじゃないし、情報の選択法も知っているから間違いないと息巻いていたり、さりげなくマウントを取っていた小金持ちに対しては同情しかねる、「ザマァみろ」って。若干、言葉が悪ければ「アッカンベー」程度にしておきますか。

思い起こせば、バブル時代にNTT株に手を出し、後に一瞬にして借金が10億円に膨れ上がり、結果自殺した知人の父親もいたが、誰も真剣に悼んでいなかった気もする。ある意味、自業自得。今回も自称「バカじゃないタイプ」と思い込んでいる個人投資家たちに何が起きても自己責任だろと言われてお仕舞いさ。

それに個人の生活様式からかもしれぬが、ここ何十年かの円安で得した経験はない。円安に振れてから日本の経済大国という呼称は無くなっていった気もするし、このところの急激な円安進行で食品なり原材料が輸入依存の商品は値上がり一方であった。なので、自分には早く円高になれと心底祈っていた。

それにより、あくまで個人の価値観だが、意にそぐわない外人観光客など地元に来ないでくれと内心では日々叫んでいるのだが、それが具体化するかもしれないじゃないか。ある意味嬉しいです。

確かに他国人のことばかりは言えぬ。バブル当時、仲の良かったイタリア人から、日本人観光客のあちらでの言動を聞き及び、何度も困惑させられた。現在のアジア系俄か成金の如くブランド品を買い漁り、高級レストランで最低なマナーを披露し、それでもセレブだと自惚れていた邦人観光客らが現地で何と言われたか。好日家の知人たちが礼節と節度を重んじる日本人はどこにいったのかと。返す言葉がなかった。

そういわれたのがもう四半世紀も前。日本人は勉強できたのだろうか。そんなことを考え苦笑いしつつ、似たインバンド客が来なくなるなんて幸福以外の何ものでもないぞ。

中にはバブルで良い思いを少しはしてから、消沈した経験を持つ人もいるんだろう。それでも何とか生残り、ここに来ての株価暴落で同じ思いをしている人は学習効果がなく、自分はバカではないと信じ込んでいただけだったのかも。

まあ、へそ曲がりで他人の言うことなどに耳も傾けず、情報なんぞも信用せず、見知らぬ他人は絶対に信用しない性分。だからか21世紀に入ってから肩の骨折に始まり、ロクなことがなかった自分は留飲を下すのでありんす。自業自得の成れの果てですから文句は言いませんが、株価暴落は僕が引き起こしたものではないのでね。

目減りする一方の残高は非生産者としては当然ですが、すべてが物価高で目減り速度が加速は困っていたのも事実。

そんな自分だが、この円高進行で直近で一番嬉しいのは、これで逡巡していた海外版DVDに手が伸ばせること。すべて、ここで扱う予定でポスターを落札し順番に組み入れたものだけだが、一本12ドルにしたって10作品もあると、すごい違いだぜ。

そしたら、もう円安になりつつある。直接関係ないとは思いつつ10円単位で変動するとDVDを一枚減らさないといけないかとストレスが溜まる。

誰に言って良いか分らぬが、頑張って円高にして頂戴な。

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