余談雑談 2025年10月25日

お気に入りの温泉旅に行ってきた。

場所は奥日光で、先立ての7月にも行ってきたので3ヶ月振りになる。

沖縄以外ではここばかりてな印象。それだけハマっている証拠でもあろう。

今回は「仲良しオジサン三人旅」として声を掛け、もう一泊は会津若松でどうだと。実はこの旅程は三度目。

会津では行きつけの馬肉焼肉が美味い店で一献と福島県須賀川市にある、一度そのメンツで行った特撮の神様円谷英二のミュージアム。それに前回はパスした同市内にある「特撮アーカイブセンター」の双方へと。

しかも今回の旅はオジサン旅だけにあらず。更に、オジサンズ共通の飲み仲間である女性がアメリカ人と結婚し、今度の12月で先方へ移住するので日本最後の思い出として声掛けしてみるかと。

ただし女性独りでは寂しかろうと、彼女の元上司の女性も誘って温泉にでもどうよと。

喜んで二名で参加というので、ならば他に彼女らと顔をだすゲイのカップルが営む上品系もつ焼き屋の奴らとバイトも呼ぶかと盛り上がり結果総勢で九名。

定宿の女将さんに連絡を入れると驚いていた。何せ小さな宿だけに自分らだけで宿の半分の部屋数を占めることになるから。

オジサン三人旅の方は、身障者である仲間が自ら運転する特殊車両で行くのが前提なのだが、今回ばかりは温泉初参加のメンツを引率しないといけないので別行動。

自分らは電車で移動と相成った。本来、オジサン旅は美術館なり博物館訪問が必須なので、定例通りの行動を取ってもらい夕方頃に現地集合とした。

当然こちらが先に着くので、いつも自分の取る行動を提案。駅からバスに乗り移動。バス停前の、角打ちもできる馴染みの酒屋で「到着の祝杯ビール」。そこから前回開拓した食堂まで歩いてランチ。

お目当ては「馬鹿盛合せ」。他人をバカにしているメニューかとも思うが、さにあらず。

「鹿肉」と「馬肉」刺身の盛合せ。これには初参加組も大笑い。焼肉に餃子やラーメンもある食堂。80歳を超える老夫婦が営む店で仕事は遅い。

それも『味』。座敷に通されたので、窓から見える眼下の川のせせらぎを聞きながらビールを飲み、ゆっくりと待つのも風情があって心地良い。

舌鼓を打ち常宿へ。大きくはない山荘風で中規模の半露天風呂に小さな室内の岩風呂が双方二つづつ。時間制でもなく入浴中の札を掛ければ貸切。皆バラバラでノンビリと湯に浸かって過ごすことにした。

すると女性の部屋から小さな悲鳴。何だ二時間ドラマの開幕かと思って声を掛けると部屋に20匹近くもの「カメムシ」がいた。

確かにそれだけいれば悲鳴を上げるわな。カメムシの厄介なところは潰すと異臭を放つこと。

つまり他の虫と違い叩き潰せないのだ。なので、ガムテープでくっつけて丸めて捨ててくれと廊下や各部屋に注意書きとガムテープがある。

今年は異常発生らしく、自分らの部屋にも数匹はいた。まあ、潰さなければ問題はない。これも山間部のあるあるである。

夕食は囲炉裏を囲むスタイルで横並びで二ヶ所に分かれ宴会。実に楽しい宴であった。

部屋に戻ると何故か女性部屋に、またカメムシがいて数人で退治。何故、彼女らだけにと思いながら、愛とカメムシを呼び込む「プリンセス・カメムシ」だなと笑ってしまった。

翌日、こちらは「オジサン三人旅」再開。須賀川市の特撮系は翌日廻しで、当日は県立博物館を見学する。

なので9時に出発。残りのメンツは宿のご厚意で定刻以降もノンビリと過ごさせてもらい電車で帰京してもらった。

その会津の旅については、また来週。

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