先週の映画紹介欄に関して、熱心な読者様から間違った記述のご指摘を頂いた。
ジャズの演奏グループをスタッフ欄では、ちゃんと「アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ」と記載していたのに、冒頭での前回からの繋がり紹介では「MJQ」と書き、そのまま発行。寄る年波かと消沈。
それでもご指摘いただいたK様、有難うございます。この場を借りて訂正とお詫びさせていただきます。
さて、10月はテレビの改編期。だが、今年の春先からコロナ禍で随分と番組も変化した印象が強い。
顕著なのがドラマの激減。もろに煽りを喰った俳優が何名か鬼籍に入ったりもした。再放送も多く、中には10年も前の連ドラを、しれっと放映していて驚いた。
他には旅行系もかなり変化。その中でも、俳優やタレントが、直接行く、出歩き系旅先紹介が減った。特に海外ロケは全滅だ。
それでも、少し前から復活傾向ではあるが、フェイスシールドやマスク着用。で、店舗入口で手指消毒シーンは啓蒙活動の一環だが何だか違和感がある。
まるで、刑事ドラマで犯人も刑事も、シートベルトをしてから発進に似ている。後に激しいカーアクションで車が宙を舞い、命を守るためね、のような石原プロ的な展開もないのに。
それでも、一人で突っ込みを入れながら見るのは暇なんだな。
例えば、今期から個人的に好きな芸人ヒロシの海外グルメ番組は国内に変更だ。しかし、打ち切りではないのが幸いと考えるべきだろうな。
それに同じくヒロシの一人でキャンプをする、それだけの番組も復活した。尤も、これはユーチューブで登録者数が10万人近い人気サイトらしい。
まあ、間違っても自分などキャンプに行くタイプではないので、見ているだけで落ち着く系だ。
他には、カメラだけ取材に行く、逆を突いた「妄想トレイン」も面白い。
出演者は、鉄道オタク芸人が仕切り、時刻表片手に何時何分発の特急で、何処まで行き、朝食は「駅そば」。メインはどこぞの温泉かとスタジオで妄想するだけ。
だけど個人的にはヒットだ。要は『オタク系』で、下調べだけで成り立っている番組。演者が嘘臭く「絶景」とか「超おいしい」と叫ばなくて良いのは好感が持てる。
解る奴だけ解かりゃ良いてな発想は自分に合っている。確かに、何人が見るのだろうかという番組も多い。
でも、秋の夜長。簡単に旅には出られぬ自分には妙に心落ち着く。
でも、そろそろリアルに何処か、だな。