余談雑談 2007年12月8日

ついこの前、朝から近所に住む母親の家に御機嫌伺いに行った。大した用も無いし、お小言も頂戴したので、すぐに辞した。

で、常に寒風が吹く財布をいたわる気持ちで近くの中華屋で550円ランチを食べようと決めた。だが、11時の開店まで30分以上も間があった。しかたなく10分もかからない店まで、ゆっくりと繁華街を歩くことにした。

平日の午前ゆえか、人通りはまったくなかった。寒くもあったので、近くのコーヒー・チェーン店で時間を潰そうかとも考えたが、それなら750円で別店の豪勢なランチが食えるな、などと考えながら、ゆっくりと歩いていたら、見知らぬ若い男が自分の顔を覗き込むように声を掛けてきた。

「すいませんが、近くで事件が発生しまして、お持ちのカバンの中身を見せてくれませんか」

差し出した手にはバッジが輝く警察手帳が。生まれて初めての職務質問であった。自分は通常、コワモテで近付き難い風貌といわれ、間違われるのは、その筋か、逆にマル暴の刑事かだ。それなのに、だ。

当然、中身を見せると礼を言われて解放されたが、最近の若い刑事は見る眼がないなと心の中で呪った。

翌朝、新聞紙面を紹介する情報番組を見て驚いた。『朝方の下町でコンビニ強盗。~オジサンも大変なのよ~』強盗に入り現金を奪うと、そう言って逃げ去ったと。確かに職質された場所から程近かった。

何だかなァ・・・

朝から不思議な感覚に陥った。

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