余談雑談 2010年5月26日

昨日扱った都々逸、「枕出せとはつれない言葉 そばにある膝知りながら」への返歌でもなかろうが、何とはなく、いつも『対』で思い出すのにしてみた。

「よその夢見る浮気な主に 貸してくやしい膝まくら」

なるほど、安心しているからこそ、別な女の夢を見るのか。これも、男の秘めたる願望だろうか。いやいや、好きな女には一途だと、確信して仰る御仁もいよう。

でも、この都々逸も、昨日同様、女性目線でのものだ。すると、女性は男のことなどすべてお見通しということか。

だとしたら、「浮雲」の森雅之や、今回の西島秀俊を気取っても、所詮、女性には敵わない、ってことだな。

まァ、白衣の天使たちを横目で見つつ、静かに入院生活を送りましょうかね。

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