余談雑談 2011年2月5日

タバコ屋の店番をしていたときのこと。外の自販機に商品を入れていたら、ちょいと小洒落た60代の紳士が声をかけて来た。

近くで「もんじゃ焼き」の店を尋かれた。最近では英語圏や韓国のガイドブックにまで載る有名店がある。そこのことだと思い、道順を教えたら首を横に振り、そこではなく、地元の人間が行く店は何処だと尋いてきた。

私的には駄菓子屋での食べ物という印象。それに、どうしたら、あんなものに高い金を払うのかが理解できない。粉と水が主材料だし、しかもプロが調理するわけでもなく、客サイドが自らで焼くのだ。

なので、ここ数十年行ってないから知らないと答えたのに、ニヤニヤして、そうは言ってもどこかは知ってるだろうと。

煙草を買うわけでもなく、自分に有益な情報だけが無料で欲しい。尋き方は慇懃だが、好きなタイプではない。本当に知らなかったし、例え知っていても、教えたくもないので断った。

家に入った直後、ふと、地元の知人から聞いた、別な店を思い出した。その店は、昨今のデフレの影響か、はたまた、価値観が多様化したのか、数名でテーブルを占拠し、全員で「お好み焼き一枚」しか注文しない客も多く、しかも、ドリンクも一切いらないので、「水」だけくれと当然のように言い放つ客も増加し閉口したと。

で、その店が考えた対抗手段。水を注文すると500ml入ミネラル・ウォーターの「ペットボトル」を出し、200円取るようにしたのだ。

どちらにも、『自分サイド』の考えがあろう。そこでいいのなら、紹介してあげれば良かったかな。

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