自室天井からの漏水。
原因は雨水の浸透によるものではなく、直上階の水道管の経年劣化による破損だった。つまり、雨の度に不安を感じ続けなければならいというものではなく、一安心した。
修繕屋が言うには、直上階はこの春、リフォームをして、給湯器は外配管にしているので問題なく、壁か、床に埋め込まれた古い水道管のどこかが破損したのだろうと。つまり、直せないのだと。
上階の方と相談し、水道の使用を停止し、外配管を引き込む工事で対処とのこと。なので、漏水はその日の夕方には止まる、と。
ところが、どうだ。漏水は夜から激しさを増した。翌日は日曜であったが、修繕屋に連絡。茨城の水戸に行っていたが、慌ててやって来た。
給湯器と水道の蛇口が一緒なので、湯を使うと水道管へ逆流する可能性もあり、使用後は給湯器側の元栓を閉めてくださいね、さもないと逆流し続けることがあるかも。一応、そう指示はしたのですが、と小さな声。何だか、「エアコン見積」に来た御仁を思い出した。
彼は、すぐに上の住人を訪ねたが、外出中。で、対処法を書いた紙をドアに貼った。これで、今夕には漏水が止まるでしょう、と。
ハイハイ、皆様、お気付きですね。止まりません。上階の住人は、海外赴任中の旦那を残し、今春、先に帰国した奥さんと中学生の子供二人。修繕屋の指示がピンとこなかったのか。
結局、漏れ続け、深夜2時を回った頃から何故か、漏水が激化して眠れず。翌朝、どうやら、やっと直接連絡が付き、給湯器まで使用中止に、と相成ったらしい。
その夕刻に、十日振りにやっと漏水が止まり、ビルの管理組合から、保険適用対象になるので、天井部を再塗装してくれるとの連絡が。更には、伝っての漏水があったキッチン上部の吊り戸棚まで総取替えしますと来た。何だか、存外に得した気分になった。
だが、待てよ。単に、老朽破損なら、いつこちらの部屋から下階を直撃にもなりかねない。修繕屋は、上階の工事費は自腹なんです、とか言ってたぞ。