余談雑談 2017年3月25日

今週、東京は冷たい雨の中、全国初で桜の開花宣言が出た。ご丁寧に、寒の戻りで開花期間が長いとか、満開はいつ頃とか放送している。

となると毎年の如く、桜で有名な自室眼下の公園は、これから二週間程度は凄い人並みとなる。

今から、思いやられる。ただ、夜明けの陽に徐々に照らされながら、色を増していく満開の桜を見るのは、贅沢なひと時だ。こればかりは、日中から夜に迷惑を被る住人の特権だよなと、自室窓から見下ろす花見同様、上から目線での発想だろうが。

とはいいつつ、日中の暖かさは心も身体も軽くさせ、どこかに行きたい気持ちにさせられる。これじゃ、わざわざ桜を見に来る方々と同じ感覚でもあろう。

となると騒ぐのが「旅心」。沖縄と行きたいところだが、実は仲間らと奥日光の温泉と熊鍋ツアーが待っている。

昨年の11月に行ったが、思いの外素晴らしく、夢よもう一度とばかり、同じメンバーの他に、前回参加できなかった仲間も加わって六名。

言い出しっぺでもあるし、幹事を引き受けた。列車も宿も熊鍋の店も同じなのでラクだろうと多寡を括っていた。

ところがどうだ。何と催行日直前、使用する鉄道の大幅ダイヤ改正があり、新型車両による特急が運行されると。しかも、その新型特急は目的地に乗換えなしで直接乗り入れと来た。

これは魅力的だ。だが、鉄道ファンの予約集中はないか。更に温泉地に行くバスにも新ダイヤによる時間変更があるとも知った。これじゃ、全部組み直しだぜ。

近所の旅行社に行って、相談し直し。そういう時に限って、若い担当者が運が良いと、あちらは山奥ですし、東京より一ヶ月ほど遅れますので桜が満開の可能性がありますよだと。

ちょっと胸騒ぎがする。新型車両に、満開の桜。当然、自分の性格上、嬉しさではなく、混雑の心配である。

咲き始めた眼下の桜に目をやりつつ、さてさてどうなるのかなと思っている。

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