余談雑談 2019年10月5日

10月に入っても真夏日の東京。それでも、徐々に秋に向っているなとも感じる。

となると毎回のことだが、季節の変わり目は同じで、旅心が鎌首をもたげるのだ。だが、逡巡はするものの、行くのは沖縄か、熊鍋&温泉。

今年こそは別な場所と思うのだが、そこにきての増税だ。怖いもの見たさで、以前に考えたが、実現しなかった旅程を全く同じに検索すると、そら見たことかと絶望感。

ならばTVの旅番組でも見て憂さを晴らそうと。丁度、それ系番組も秋冬のバージョンが多くなっている。

とはいっても、どこでも良い訳ではなく、行ってみたいとか妙に気になる場所のみ。

しかも、国内だけで、海外は見なくなった。若い頃は、旅行といえば海外と思っていたことから考えると隔世の感がある。それが国内も躊躇の時代か。

それに旅番組も多様化して、興味ありの場所だと喜ぶのも束の間、案内人の俳優などが苦手なタイプだと、二枚目気取って知的レベルの低さが露呈され見続ける気が失せる。

やはり俳優は、性格云々より台本のみで演じて見せるのが一番だなと感じ、逆にドラマでも、旅番組の印象に引き摺られて演技が下手になったと見方まで変わる。

まあ、常にそんな視点でばかり生きてるからだろうが、そもそも旅番組で紹介される宿や、店は女性グループとか、リタイア夫婦向けで、たまの旅なんだから金は使いましょうてなものばかり。

折角、個人的に興味ある場所。誰もが喜ぶ王道ではなく、もっとマイナーな店や宿はないの。そっちにこそ、魅力があると思うヘソ曲がりな自分向け内容では、視聴率は取れないか。

まして番組で自分が好きそうな飲食店が、時流ですからカード割引とか、お財布ケータイ対応にしたので、お気軽に是非とか言われたら、落ち込みそうだ。

事実、有名観光地に住む自分としては、そんな番組を見て来た観光客は、お洒落なりそれなりのこだわりを持っていそうな立振舞い。でも、何か違うんだよな。しかも、見るだけで金はまったく落とさないとぼやく店主さんを何人も知っているし。

尤も、これは増税したからではなく、以前から続くデフレの所為だろうけど。

結局、文句ばかりが浮かびどこにも行けないんだろうな。

でもな、「やっぱりね」と落ち込むために、わざと旅に出るのも『普通の大人』と感じるひとつの手なのかな。

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